2023.05.22 骨董品煎茶道具 大阪府 吹田市 茶道具買取 織部焼向付(おりべやきむこうづけ)|大阪府 吹田市 買取金額 25,000円(税込) 買取品目 煎茶道具 住 所 大阪府 吹田市 買取方法 出張買取 店主からのコメント 今回買取させていただいたのは、明治時代の織部焼向付(おりべやきむこうづけ)です。 大阪府吹田市まで伺いました。 吹田市は大阪府の北部に位置し、平野が広がる北摂地域です。 淀川水系の神崎川が流れていることから、河港として栄えました。 市内では、旧石器時代や縄文時代から奈良時代・平安時代と様々な時代の遺跡が多く発掘されており、太古の昔から多くの人々が暮らしていたことが伺えます。 江戸時代には「吹田の渡(わたし)」と呼ばれる渡し船によって、多くの人々が神崎川を渡っていて、交通の要所となっていたことが伺えます。 陸路でも、亀岡街道や吹田街道などが通じていたことから、旅行や生活の道として多くの人々に利用されていました。 1940年に三島郡吹田町、千里村、岸部村、豊能郡豊津村の4町村が合併し「吹田市」が誕生しました。 1970年には、日本万国博覧会(大阪万博)が開催された都市でもあります。アジア初の国際博覧会となり、当時は史上最大の規模を誇りました。 現在、万博の跡地に万博記念公園ができており、市民の憩いの場となっています。芸術家の岡本太郎が制作した太陽の塔を見ることもできます。 このように、吹田市は古くから多くの人々の営みがあり、豊かで往来が活発な土地柄もあって、骨董品の多い地域でもあります。 今回、そんな吹田市で買取させていただいたのが、織部焼の向付(むこうづけ)です。 織部焼とは、桃山時代の慶長10年(1605年)頃に岐阜県土岐市付近で始まり、主に美濃地方で生産されていた陶器です。 わび茶の完成者として知られる千利休の高弟子であった大名茶人、古田織部によって創始され、奇抜で斬新な造形や模様の茶器などを多く生産しました。 織部焼の主な特徴は以下のとおりです。 ・色 釉薬の色などにより、黒織部、青織部、赤織部、志野織部などがありますが、緑色の青織部が最も有名です。織部といえば青織部を指すほど、種類も多く大量に作られている代表的な陶器です。 ・形と文様 織部の形の特徴は、沓茶碗(くつちゃわん)などに代表される大きくデフォルメされ歪んだ造形などです。 他の茶器が整然とした端正な形をしているのとは異なり、織部焼は歪んだ形の沓(くつかけ)茶碗や、市松模様や幾何学模様の絵付けなど、形と文様が多種多様で、そこに魅力を感じているファンも多くいます。 ・織部釉 織部焼によく使われる釉薬は特徴的で、「織部釉」と呼ばれています。 基本は、長石と草木灰をベースにした灰釉で、そこに酸化銅を加えることで緑に発色します。 織部焼の独特な文様やユニークな形は、外国でも人気が高く、外国人からのお問い合わせも多く入るお品です。 織部焼は茶道具としてはもちろん、食器としてもよく使われました。今回買取させていただいた向付は茶道具ですが食器でもあります。 向付とは、茶事における懐石料理の最初に出される膳の、料理を盛る器のことを指します。 本格的な日本料理コースの代名詞のように使われている「懐石料理」という言葉ですが、本来は、お茶会のときに客人をもてなすために出される料理のことです。 膳の手前左側が飯碗、右側には汁椀、その向こう側に置かれる器という意味で、向付と呼ばれています。 向付の範囲は広く、中皿や中鉢なども向付と呼ばれることもあります。 茶道具として茶道を嗜む方に人気があるだけではなく、生活骨董としても人気があります。 実際に使うことができる骨董品はとても貴重なものです。 今回買取させていただいた織部焼の向付は、明治時代に作られたお品でした。織部焼の独特な美しさがあり、多くの人に好まれるお品です。 丁寧に査定させていただき、ご納得いただいたうえで、適正価格で買取させていただきました。 銀座古美術すみのあとでは、今回の向付のような茶道具・食器などのほかにも、中国書画・中国美術・仏像・現代絵画・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。 業界実績40年以上の確かな鑑定眼で、お客様の大切なお品物を丁寧に査定しております。 お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めてご説明し、お客様にご納得いただけるような買取金額を提示させていただいています。 いざ、骨董品を売るとなると、気後れしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、当店では「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、ご安心ください。 無料査定は1点から受け付けております。 品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。 今回は大阪府吹田市での買取となりましたが、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度ご相談ください。簡単なヒアリングの後、訪問日時を調整させていただきます。 訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。 また、宅配買取や店頭買取も受け付けております。 宅配買取の場合、送られる前に、必ずお電話にて宅配買取を希望される旨をお伝えください。送料は着払いで結構です。 処分したいコレクションが眠っているという方は、古美術すみのあとまで、まずはお気軽にお問い合わせください。
店主からのコメント
今回買取させていただいたのは、明治時代の織部焼向付(おりべやきむこうづけ)です。
大阪府吹田市まで伺いました。
吹田市は大阪府の北部に位置し、平野が広がる北摂地域です。
淀川水系の神崎川が流れていることから、河港として栄えました。
市内では、旧石器時代や縄文時代から奈良時代・平安時代と様々な時代の遺跡が多く発掘されており、太古の昔から多くの人々が暮らしていたことが伺えます。
江戸時代には「吹田の渡(わたし)」と呼ばれる渡し船によって、多くの人々が神崎川を渡っていて、交通の要所となっていたことが伺えます。
陸路でも、亀岡街道や吹田街道などが通じていたことから、旅行や生活の道として多くの人々に利用されていました。
1940年に三島郡吹田町、千里村、岸部村、豊能郡豊津村の4町村が合併し「吹田市」が誕生しました。
1970年には、日本万国博覧会(大阪万博)が開催された都市でもあります。アジア初の国際博覧会となり、当時は史上最大の規模を誇りました。
現在、万博の跡地に万博記念公園ができており、市民の憩いの場となっています。芸術家の岡本太郎が制作した太陽の塔を見ることもできます。
このように、吹田市は古くから多くの人々の営みがあり、豊かで往来が活発な土地柄もあって、骨董品の多い地域でもあります。
今回、そんな吹田市で買取させていただいたのが、織部焼の向付(むこうづけ)です。
織部焼とは、桃山時代の慶長10年(1605年)頃に岐阜県土岐市付近で始まり、主に美濃地方で生産されていた陶器です。
わび茶の完成者として知られる千利休の高弟子であった大名茶人、古田織部によって創始され、奇抜で斬新な造形や模様の茶器などを多く生産しました。
織部焼の主な特徴は以下のとおりです。
・色
釉薬の色などにより、黒織部、青織部、赤織部、志野織部などがありますが、緑色の青織部が最も有名です。織部といえば青織部を指すほど、種類も多く大量に作られている代表的な陶器です。
・形と文様
織部の形の特徴は、沓茶碗(くつちゃわん)などに代表される大きくデフォルメされ歪んだ造形などです。
他の茶器が整然とした端正な形をしているのとは異なり、織部焼は歪んだ形の沓(くつかけ)茶碗や、市松模様や幾何学模様の絵付けなど、形と文様が多種多様で、そこに魅力を感じているファンも多くいます。
・織部釉
織部焼によく使われる釉薬は特徴的で、「織部釉」と呼ばれています。
基本は、長石と草木灰をベースにした灰釉で、そこに酸化銅を加えることで緑に発色します。
織部焼の独特な文様やユニークな形は、外国でも人気が高く、外国人からのお問い合わせも多く入るお品です。
織部焼は茶道具としてはもちろん、食器としてもよく使われました。今回買取させていただいた向付は茶道具ですが食器でもあります。
向付とは、茶事における懐石料理の最初に出される膳の、料理を盛る器のことを指します。
本格的な日本料理コースの代名詞のように使われている「懐石料理」という言葉ですが、本来は、お茶会のときに客人をもてなすために出される料理のことです。
膳の手前左側が飯碗、右側には汁椀、その向こう側に置かれる器という意味で、向付と呼ばれています。
向付の範囲は広く、中皿や中鉢なども向付と呼ばれることもあります。
茶道具として茶道を嗜む方に人気があるだけではなく、生活骨董としても人気があります。
実際に使うことができる骨董品はとても貴重なものです。
今回買取させていただいた織部焼の向付は、明治時代に作られたお品でした。織部焼の独特な美しさがあり、多くの人に好まれるお品です。
丁寧に査定させていただき、ご納得いただいたうえで、適正価格で買取させていただきました。
銀座古美術すみのあとでは、今回の向付のような茶道具・食器などのほかにも、中国書画・中国美術・仏像・現代絵画・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。
業界実績40年以上の確かな鑑定眼で、お客様の大切なお品物を丁寧に査定しております。
お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めてご説明し、お客様にご納得いただけるような買取金額を提示させていただいています。
いざ、骨董品を売るとなると、気後れしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、当店では「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、ご安心ください。
無料査定は1点から受け付けております。
品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。
今回は大阪府吹田市での買取となりましたが、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度ご相談ください。簡単なヒアリングの後、訪問日時を調整させていただきます。
訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。
また、宅配買取や店頭買取も受け付けております。
宅配買取の場合、送られる前に、必ずお電話にて宅配買取を希望される旨をお伝えください。送料は着払いで結構です。
処分したいコレクションが眠っているという方は、古美術すみのあとまで、まずはお気軽にお問い合わせください。