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店主からのコメント
今回、買取に伺ったのは、東京都練馬区です。香道具である香盆を買取いたしました。
練馬区に人が住み始めたのは、約3万年も前。旧石器時代からと言われており、区内では、それを物語る痕跡が見つかっています。
練馬区にある、石神井川、白子川、田柄川、中新井川などの河川では、各河川沿いに旧石器時代から江戸時代までの各時代にわたる100か所以上の遺跡が発見されています。
14世紀半ばごろには、荒川河口に勢力をもった豊島氏が石神井川に沿って領地を広げ、やがて練馬城や石神井城を築きました。
練馬城の跡地は、1926年に「としまえん」となり、94年間営業を続け、2020年8月31日に、人々に惜しまれつつ閉園となりました。
現在では世界的にも人気のある「ハリー・ポッター」のテーマパークとなっており、賑わいを見せています。
閑静な住宅街の多い地域でもあります。
練馬の地域は以前の律令制の行政区画では、武蔵国豊島郡に属していました。古来から平野が広がっており、人が住みやすい地域として人々の営みが多くあった場所で、人口は今も70万人以上となっています。
そんな東京都練馬区で今回、買取させていただいたのは「香盆」です。
香盆とは、香道具のひとつです。
炉や香合をのせるためのお盆のことを指します。
また、香盆は香道だけではなく、茶道の七事式でも使用されます。香炉と香合、銀葉鋏、香箸を置くために使用されます。
七事式とは、表千家、裏千家、江戸千家などの茶道流派で行われている稽古方法で、江戸時代に作られました。町民の間でも茶道が広がったことから、より伝統を重んじる、禅の精神に基づいた、特殊な稽古法として、七事式が制定されたといわれています。
茶道は良く知っているけれど、香道については分からないという方も多いかもしれません。
茶道に比べると、人口は少ないですが、香道も古代から続いている、由緒ある芸道のひとつです。
香道では、香木をたいて、その香りを楽しみます。
香木は、主に東南アジアで産出される沈水香木などのことで、チンチョウゲ科の木が真菌などの作用によって樹脂状になったものと言われています。
香木が初めて日本へやってきたのは、約1400年も前のことだとされています。
「日本書紀」に、淡路島に流れ着いた香木を島人が拾って、薪と一緒に燃やしたところ大変良い香りがしたので、宮廷に献上したという記述があります。
その後、室町時代に「香道」が確立。室町幕府、第8代征夷大将軍である足利義政が公家の三條西実隆や志野宗信らに命じて一定の作法やルールをまとめ、現在の香道の基礎をつくったと言われています。
香道では、香木の匂いを嗅ぐことを「聞く」と表現します。香道を理解する上で重要になるのは、香りを聞き分け、その香りを味わう楽しさを知ることです。
香道には「六国五味」という概念があります。
香木を六つの産地に分類しその香りを五種の味覚になぞらえて表現したもので、香りを聞き分ける際の指針となるものです。
六国は以下のとおりです。
これらをさらに下記の五味に分類します。
香盆には、これらの「六国五味」の香木をたいた香炉を乗せて使います。
今回買取させていただいた香盆は、女桑(めぐわ)で制作されており、香道具の中でも人気のある材質です。
形もオーソドックスな長方形で、初心者でも使いやすいお品となっています。女桑の木目が美しいのも特徴で、人気のお品となりそうです。
銀座古美術すみのあとでは、香道具のほかにも、中国書画・中国美術・仏教美術・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。
業界実績は40年以上となっており、培ってきた確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただきます。
査定させていただいた作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。
無料査定は1点から受け付けております。
品物の数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。
今回、東京都練馬区での買取でしたが、関東に限らず、全国どこへでも無料で出張買取に伺いますので、ご相談ください。
訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。
今回の女桑の香盆のような、香道具の買取も強化しております。
自宅に使用していない香道具が眠っているけれど、どんな品なのかわからないという方や、遺品整理や引っ越しで処分したいと考えている方は、古美術すみのあとまで、まずはお気軽にお問い合わせください。
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