買取実績
  • TOP
  • 買取実績
  • 戦前絵葉書の買取/横浜市保土ヶ谷区/古写真
2020.04.18
  • 古写真・戦前絵はがき
  • 横浜市保土ヶ谷区

戦前絵葉書の買取/横浜市保土ヶ谷区/古写真

買取品目
古写真・戦前絵はがき
住 所
横浜市保土ヶ谷区
買取方法
出張買取
店主からのコメント

店主からのコメント

平素よりお世話になっております。創業40年、銀座すみのあとです。

神奈川県横浜市保土ヶ谷区より戦前絵葉書(古写真)の買取のご案内です。

画像の戦前絵葉書は東海道五十三次(保土ヶ谷)です。

 

江戸時代における五街道のひとつ「東海道」は、江戸(日本橋)と京都(三条大橋)を結ぶ幹線道路であり、五十三の宿場と、起点・終点を含む五十五の宿場町によって構成されておりました。その中で、神奈川県横浜市に位置する「保土ヶ谷宿(ほどがやしゅく)」は、江戸から数えて五番目の宿場として、多くの旅人に親しまれてまいりました。

保土ヶ谷宿は、現在の横浜市保土ケ谷区に相当し、港町・横浜の発展とは異なる形で、古くから交通の要衝として栄え、独自の文化と風情を残している地域でございます。以下では、東海道五十三次における保土ヶ谷宿の歴史的背景、宿場町としての機能、浮世絵に見る魅力、そして現代における保土ヶ谷の価値と魅力について、詳しくご紹介いたします。

保土ヶ谷宿は、慶長6年(1601年)に徳川家康の命によって整備された東海道の宿場町の一つでございます。東海道の整備により、江戸と京都をつなぐ輸送・通信路が整備され、同時に旅人や参勤交代の大名行列、商人たちの中継地として宿場町が栄えるようになりました。

保土ヶ谷宿は、江戸から四番目の神奈川宿に続き、次の戸塚宿に至る中間点として発展いたしました。地形的には、丘陵と川の合間に位置し、交通の便が良く、また宿場としての立地に優れていたため、早くから多くの人々が集まる場所となりました。

保土ヶ谷宿の宿場構成は、東西約1.3kmにわたる町並みで、江戸方見附(現在の保土ヶ谷橋付近)から京方見附(現在の岩間町付近)までが宿場として整備されておりました。この風景は現在の絵葉書(古写真)でもあり、買い取り対象となります。

宿場内には、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠が約60軒存在し、その他茶屋、商店、問屋場、馬の継所などもあり、江戸と京都を結ぶ大動脈を支える重要な拠点でございました。

保土ヶ谷宿の風景を語る上で欠かせないのが、歌川広重による浮世絵《東海道五十三次之内 保土ヶ谷(ほどがや)》でございます。広重は、1830年代に東海道五十三次をテーマにした木版画シリーズを発表し、当時の旅情と風景を広く庶民に伝えました。

保土ヶ谷宿の図には、馬に乗った旅人や、背に荷を負った人物、そして坂道を行き交う人々の様子が描かれております。特に、宿場の名所でもあった「権太坂(ごんたざか)」の風景が印象的で、遠くに見える富士山を背景に、旅人たちの姿が生き生きと表現されております。富士山が移っている戦前絵葉書(古写真)は買い取り対象となり

この浮世絵に描かれた保土ヶ谷宿の風景には、当時の自然環境と人々の生活の様子が凝縮されております。特に、権太坂からの眺望は有名で、眼下に広がる田畑や宿場の家々、そして遠くに見える霊峰富士の姿は、多くの旅人の心を癒したことでしょう。

また、保土ヶ谷宿は「富士見の名所」としても知られ、晴れた日には富士山が美しく望めることから、浮世絵の題材としても選ばれたのです。

保土ヶ谷宿には、本陣が1軒、脇本陣が2軒存在しておりました。これらは、大名や高位の公家、幕府役人などが利用する特別な宿泊施設でございます。中でも本陣は、格式の高い構造となっており、専用の庭園や奥座敷を備え、随行する家臣たちも宿泊可能な広さを持っておりました。

一方、脇本陣は、本陣が満室である際や、少し位の低い役人などが利用する施設であり、より柔軟な対応がなされていたようです。本陣が映っている戦前絵葉書(古写真)も内容によっては買取対象となります。

庶民や商人、旅芸人などが利用する「旅籠(はたご)」もまた、保土ヶ谷宿の重要な存在でした。60軒以上の旅籠が存在したことは、旅人の往来が非常に多かったことを示しており、宿場経済の活性化にも寄与しておりました。

旅籠では、簡単な食事や寝具の提供がなされ、時には囲炉裏を囲んでの語らいもあったと考えられております。旅人たちは情報交換を行い、地元の人々と触れ合うことで、新たな交流が生まれていたのです。

保土ヶ谷宿は、神奈川宿と戸塚宿の中間に位置し、江戸からの距離も適度であったため、旅程の中継点として非常に便利な位置にございました。また、宿場のすぐ近くには帷子川(かたびらがわ)が流れており、水運や農業用水としても利用されていた点も魅力の一つでございます。

さらに、険しい地形で知られる「権太坂」は、峠道として旅人たちにとっては試練の場所であると同時に、絶景ポイントでもありました。保土ヶ谷の自然環境は、旅の疲れを癒す存在として重宝されていたのでございます。自然環境を映した戦前絵葉書(古写真)も内容によっては高価買取が望めます。

宿場の機能として、次の宿場へ向かうための「継立(つぎたて)」という仕組みがありました。これは、馬や人足(荷物運びの労働者)を宿場ごとに交代させ、円滑な物流を実現する制度でございます。保土ヶ谷宿にも問屋場が設けられており、宿役人によって馬や人足の手配が管理されておりました。

このようにして、保土ヶ谷は単なる休憩所ではなく、東海道全体の流通を支える機能的な拠点でもあったのです。

現代においても、保土ヶ谷区の一部には、往時の宿場町の面影が残っております。保土ヶ谷橋周辺や旧東海道沿いには、当時の道幅や町割りをしのばせる街並みがあり、石碑や案内板によって歴史を学ぶことが可能でございます。

また、「旧東海道保土ヶ谷宿資料館」など、地域の歴史を紹介する施設もあり、当時の生活文化を伝える資料や展示が整っております。

保土ヶ谷地域では、東海道にちなんだイベントや地元の伝統行事が継続されており、地域文化の継承に貢献しております。保土ヶ谷宿をテーマにしたスタンプラリーや歴史散歩なども実施され、地域住民のみならず観光客にも好評を博しております。

さらには、浮世絵を活用した観光パンフレットや解説ガイドなども配布されており、浮世絵と実際の町並みを比較しながら歩く楽しみもございます。

保土ヶ谷宿は、単なる「通過点」ではなく、旅人たちにとって重要な宿泊・休息・交流の場でありました。歴史的には東海道の要衝として機能し、文化的には浮世絵に描かれるほどの魅力ある風景と人々の営みを有しておりました。

現代においても、その歴史的価値は色あせることなく、地域の文化遺産として大切に保存されております。保土ヶ谷宿を訪れることで、江戸時代の旅路の一端を追体験し、歴史の深さと人々の息遣いを感じ取ることができるでしょう。

東海道五十三次の中でも、保土ヶ谷宿は「歩いて感じる歴史」の宝庫であり、浮世絵の世界と現実が交差する魅力的な空間でございます。今後もその価値が広く認識され、次世代へと語り継がれてゆくことを願ってやみません。

このたびは貴重な戦前絵葉書(古写真)を買取させていただき有難うございました。

神奈川県横浜市保土ヶ谷区は新井町、今井町、岩井町、岩崎町、岩間町、岡沢町、霞台、帷子町、釜台町、鎌谷町、上菅田町、上星川、狩場町、川島町、川辺町、神戸町、権田坂、境木町、境木本町、坂本町、桜ケ丘、新桜ケ丘、瀬戸ヶ谷町、月見台、天王町、常盤台、西久保町、西谷、西谷町、初音ヶ丘、花見台、東川島町、藤塚町、仏向町、仏向西、法泉、星川、保土ヶ谷町、峰岡町、峰沢町、宮田町、明神台、和田などにお住まいの方には出張買取致します。 

 

銀座古美術「すみのあと」では戦前絵葉書、古写真、錦絵、浮世絵、版画の買取りを強化しております。

またご自宅の整理や生前整理・終活、コレクションの処分・整理・断捨離、またはご遺品の整理、そして解体に伴う倉庫や納戸・納屋・蔵の整理も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。LINEなどweb査定も無料で行っておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。

また今回の戦前絵葉書のほか、骨董品、掛け軸、中国書画・仏教美術・工芸品、戦前絵葉書、瓢箪、煎茶道具など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。

業界実績40年の確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。

お品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、安心してください。

もちろん、ご納得頂けない場合は、売らなくても大丈夫です。

品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。

今回は東京都文京区での買取となりましたが、全国どこでも無料で出張買取をおこなっていますので、まずはお問い合わせください。

お電話にてヒアリングさせていただいた後、訪問日時を調整させていただきます。

訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。

また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。

宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。

創業1985年!買い取り専門「銀座 古美術 すみのあと」はこちらです


骨董買取専門店 中国美術・中国書画の査定買取

東京美術倶楽部(桃李会 集芳会 桃椀会 所属)

■電話

0120-410-314

■住所

【銀座本店】〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス2福神ビル6F

【京都営業所】〒612-0033 京都市伏見区深草寺内町861-6 ※京都営業所は出張買取のみとなります。

【長野営業所】〒398-0003  長野県大町市社6886-2 ※長野営業所は出張買取のみとなります。

■営業時間

9時~20時(電話受付のみ。店舗営業時間は異なります)

■定休日

水曜・木曜
※店頭買取(11時~16時)は毎月 第1・2日曜日のみ受付ております