2024.03.01 版画・リトグラフ 東京都文京区 版画の買取/エミリオ・グレコ/東京都文京区 買取金額 10,000円(税込) 買取品目 版画・リトグラフ 住 所 東京都文京区 買取方法 出張買取 店主からのコメント 平素よりお世話になっております。銀座で創業40年古美術すみのあとです。 東京都文京区より版画の買取のご案内です。 画像の版画はエミリオ・グレコの作品になります。 おれい エミリオ・グレコ(Emilio Greco)は、20世紀イタリアを代表する彫刻家の一人であり、古典的な美意識と現代的な感性を融合させた芸術家として高く評価されています。特に女性像においては、ギリシャ・ローマ彫刻に通じる優雅な曲線と静謐な表現力で知られ、その作品はヨーロッパをはじめとする世界各国の美術館や公共施設に設置されており彫刻作品は高値で買取されています。また、彼は詩人や小説家としても活動し、マルチな才能を持つ芸術家でした。 2. 生涯と経歴 幼少期と青年期(1913〜1930年代) エミリオ・グレコは1913年10月11日、イタリア・シチリア島のカターニア近郊にある小さな町、ニコシアに生まれました。家族は貧しく、グレコは幼少のころから肉体労働をしながら生活を支えつつ、芸術への関心を育んでいきます。早くから素描と彫刻に興味を持ち、10代で彫刻の技術を独学で学び始めました。 初期の活動(1930〜1940年代) グレコは1934年にカターニアの美術学校に入学し、その後ローマに移住して本格的に彫刻家としての活動を開始します。第二次世界大戦中には軍務に服するものの、戦後は再び芸術活動に復帰。戦後イタリアの文化復興とともに注目されるようになりました。1947年にはヴェネツィア・ビエンナーレに初参加し、国際的にもその名が知られるようになります。 3. 芸術様式と主題 古典美と現代性の融合 エミリオ・グレコの彫刻は、古代ギリシャ・ローマの古典彫刻を意識した、調和と均整のとれた美しい人体表現が特徴です。特に女性像においては、柔らかで滑らかなライン、内面的な静けさを表現し、どこか宗教的な崇高さを感じさせます。 同時に、彼の作品には20世紀的な「個の内面」に迫る視点も見られます。表情を極力排し、ポーズやフォルムそのものに心理的な深みを持たせることで、観る者に語りかけるような印象を与えており高価買取が期待できます。 主なモチーフ 女性像(特にヌード):優美な立像や座像が多く、人体の曲線美を追求した作品が多く見られます。特に女性像は版画が多く買取市場でもよく見かけます。 ポートレート:実在の人物や神話的人物の肖像作品も数多く手がけています。 宗教的主題:教会の門や祭壇彫刻など、宗教建築との関わりも深く、精神性の強い作品を残しています。 4. 主な作品とその評価 《大きな横たわる裸婦(La grande bagnante)》 グレコの代表作の一つで、女性のヌードを題材にしながら、彫刻としての量塊感と繊細な曲線美を兼ね備えています。優雅でありながらも、どこか重厚感があり、観る者に深い印象を与えます。 《ローマのサン・ロレンツォ門》 1964年に完成したこの門は、教会建築に付随する大規模なブロンズレリーフであり、キリストの生涯や聖人たちの物語が描かれています。グレコの宗教的な感性と、群像表現の豊かさが見事に融合した作品です。 《ドン・カルロスの肖像》 グレコは歴史上の人物や詩人の肖像彫刻にも優れた手腕を発揮しました。この作品では、写実性と精神的な深みを両立させ、対象人物の存在感を見事に表現しています。 その他の代表作 《少女像》 《自画像》 《詩人レオパルディの胸像》 《カミュの追悼碑》 彼の作品はイタリア国内のほか、フランス、ドイツ、日本、アメリカなど各国の美術館に収蔵されており、国際的な評価も非常に高いものがあります。 5. グレコと日本の関係 エミリオ・グレコは日本とも深い関わりを持っており、1970年には大阪万博に招待されるなど、日本の近代彫刻界にも大きな影響を与えました。1972年には東京・上野の国立西洋美術館で個展が開催され、日本の美術ファンからも熱烈に支持されており日本でもよく買取されております。 さらに、日本の画家や彫刻家たちとの交流も活発で、彼の静謐で詩的な表現は日本の美意識とも深く共鳴するものがありました。今日でも、日本の美術大学の教材や展覧会でグレコの作品が紹介され続けています。 6. 詩人・作家としての顔 エミリオ・グレコは彫刻家としてだけでなく、詩やエッセイ、小説の執筆にも取り組んだ文学者でもありました。彼の詩には、彫刻に通じる静けさと叙情性があり、芸術家としての内面世界を深く掘り下げた作品が多く見られます。 彼の著作には、以下のようなものがあります: 『私は石に語りかける(Io parlo alla pietra)』 『彫刻家の手紙』 『美についての断章』 これらの著作は、彼の芸術観や人生観を知るうえで重要な資料となっており、今日では芸術学や哲学の分野でも参照されることがあります。 7. 晩年と遺産 エミリオ・グレコは、晩年にはイタリア各地の芸術大学で教鞭をとり、多くの後進の芸術家を育てました。彼は1995年4月5日にローマで亡くなりましたが、その死後も評価は高まり続けています。 シチリア島のカターニアには、彼の名前を冠した「エミリオ・グレコ博物館(Museo Emilio Greco)」があり、数多くの作品が常設展示されています。また、イタリアの文化省や美術機関によって彼の作品の保存と研究が続けられています。 8. 総括:現代における意義 エミリオ・グレコの彫刻は、技術的にも芸術的にも非常に完成度が高く、特に「人体」という古典的なテーマに新たな命を吹き込んだ点で特筆され買取が期待できます。過剰な抽象化や破壊的表現がもてはやされた20世紀の中にあって、グレコは一貫して「人間の内なる美しさ」に焦点を当て続けました。 その芸術は、現代においても「静けさ」「尊厳」「詩情」といった価値を再確認させてくれます。視覚的な派手さではなく、見つめ続けることで深く心に響く作品を生み出したグレコの彫刻は、今日でも多くの人々に感動を与え続けています。 この度は貴重な版画を買取りさせていただき有難うございました。 東京都文京区では大塚、音羽、春日、小石川、後楽、小日向、水道、関口、千石、千駄木、西片、根津、白山、本駒込、本郷、向丘、目白台、弥生、湯島などにお住まいの方には出張買取致します。 銀座古美術「すみのあと」では版画の買取りを強化しております。 またご自宅の整理や生前整理・終活、コレクションの処分・整理・断捨離、またはご遺品の整理、そして解体に伴う倉庫や納戸・納屋・蔵の整理も承っておりますのでお気軽にご相談下さい。LINEなどweb査定も無料で行っておりますのでご遠慮なくお問い合わせください。 また骨董品、掛け軸、中国書画、仏教美術、工芸品、版画、リトグラフ、急須、戦前絵葉書、瓢箪、煎茶道具など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。 業界実績40年の確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。 お品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、安心してください。 もちろん、ご納得頂けない場合は、売らなくても大丈夫です。 品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。 今回は東京都文京区での買取となりましたが、全国どこでも無料で出張買取をおこなっていますので、まずはお問い合わせください。 お電話にてヒアリングさせていただいた後、訪問日時を調整させていただきます。 訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。 また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。 宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。 創業1985年!買い取り専門「銀座 古美術 すみのあと」はこちらです ↓ 骨董買取専門店 中国美術・中国書画の査定買取 東京美術倶楽部(桃李会 集芳会 桃椀会 所属) ■電話 0120-410-314 ■住所 【銀座本店】〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス2福神ビル6F 【京都営業所】〒612-0033 京都市伏見区深草寺内町861-6 ※京都営業所は出張買取のみとなります。 【長野営業所】〒398-0003 長野県大町市社6886-2 ※長野営業所は出張買取のみとなります。 ■営業時間 9時~20時(電話受付のみ。店舗営業時間は異なります) ■定休日 水曜・木曜 ※店頭買取(11時~16時)は毎月 第1・2日曜日のみ受付ております
店主からのコメント
平素よりお世話になっております。銀座で創業40年古美術すみのあとです。
東京都文京区より版画の買取のご案内です。
画像の版画はエミリオ・グレコの作品になります。
おれい
エミリオ・グレコ(Emilio Greco)は、20世紀イタリアを代表する彫刻家の一人であり、古典的な美意識と現代的な感性を融合させた芸術家として高く評価されています。特に女性像においては、ギリシャ・ローマ彫刻に通じる優雅な曲線と静謐な表現力で知られ、その作品はヨーロッパをはじめとする世界各国の美術館や公共施設に設置されており彫刻作品は高値で買取されています。また、彼は詩人や小説家としても活動し、マルチな才能を持つ芸術家でした。
2. 生涯と経歴
幼少期と青年期(1913〜1930年代)
エミリオ・グレコは1913年10月11日、イタリア・シチリア島のカターニア近郊にある小さな町、ニコシアに生まれました。家族は貧しく、グレコは幼少のころから肉体労働をしながら生活を支えつつ、芸術への関心を育んでいきます。早くから素描と彫刻に興味を持ち、10代で彫刻の技術を独学で学び始めました。
初期の活動(1930〜1940年代)
グレコは1934年にカターニアの美術学校に入学し、その後ローマに移住して本格的に彫刻家としての活動を開始します。第二次世界大戦中には軍務に服するものの、戦後は再び芸術活動に復帰。戦後イタリアの文化復興とともに注目されるようになりました。1947年にはヴェネツィア・ビエンナーレに初参加し、国際的にもその名が知られるようになります。
3. 芸術様式と主題
古典美と現代性の融合
エミリオ・グレコの彫刻は、古代ギリシャ・ローマの古典彫刻を意識した、調和と均整のとれた美しい人体表現が特徴です。特に女性像においては、柔らかで滑らかなライン、内面的な静けさを表現し、どこか宗教的な崇高さを感じさせます。
同時に、彼の作品には20世紀的な「個の内面」に迫る視点も見られます。表情を極力排し、ポーズやフォルムそのものに心理的な深みを持たせることで、観る者に語りかけるような印象を与えており高価買取が期待できます。
主なモチーフ
女性像(特にヌード):優美な立像や座像が多く、人体の曲線美を追求した作品が多く見られます。特に女性像は版画が多く買取市場でもよく見かけます。
ポートレート:実在の人物や神話的人物の肖像作品も数多く手がけています。
宗教的主題:教会の門や祭壇彫刻など、宗教建築との関わりも深く、精神性の強い作品を残しています。
4. 主な作品とその評価
《大きな横たわる裸婦(La grande bagnante)》
グレコの代表作の一つで、女性のヌードを題材にしながら、彫刻としての量塊感と繊細な曲線美を兼ね備えています。優雅でありながらも、どこか重厚感があり、観る者に深い印象を与えます。
《ローマのサン・ロレンツォ門》
1964年に完成したこの門は、教会建築に付随する大規模なブロンズレリーフであり、キリストの生涯や聖人たちの物語が描かれています。グレコの宗教的な感性と、群像表現の豊かさが見事に融合した作品です。
《ドン・カルロスの肖像》
グレコは歴史上の人物や詩人の肖像彫刻にも優れた手腕を発揮しました。この作品では、写実性と精神的な深みを両立させ、対象人物の存在感を見事に表現しています。
その他の代表作
《少女像》
《自画像》
《詩人レオパルディの胸像》
《カミュの追悼碑》
彼の作品はイタリア国内のほか、フランス、ドイツ、日本、アメリカなど各国の美術館に収蔵されており、国際的な評価も非常に高いものがあります。
5. グレコと日本の関係
エミリオ・グレコは日本とも深い関わりを持っており、1970年には大阪万博に招待されるなど、日本の近代彫刻界にも大きな影響を与えました。1972年には東京・上野の国立西洋美術館で個展が開催され、日本の美術ファンからも熱烈に支持されており日本でもよく買取されております。
さらに、日本の画家や彫刻家たちとの交流も活発で、彼の静謐で詩的な表現は日本の美意識とも深く共鳴するものがありました。今日でも、日本の美術大学の教材や展覧会でグレコの作品が紹介され続けています。
6. 詩人・作家としての顔
エミリオ・グレコは彫刻家としてだけでなく、詩やエッセイ、小説の執筆にも取り組んだ文学者でもありました。彼の詩には、彫刻に通じる静けさと叙情性があり、芸術家としての内面世界を深く掘り下げた作品が多く見られます。
彼の著作には、以下のようなものがあります:
『私は石に語りかける(Io parlo alla pietra)』
『彫刻家の手紙』
『美についての断章』
これらの著作は、彼の芸術観や人生観を知るうえで重要な資料となっており、今日では芸術学や哲学の分野でも参照されることがあります。
7. 晩年と遺産
エミリオ・グレコは、晩年にはイタリア各地の芸術大学で教鞭をとり、多くの後進の芸術家を育てました。彼は1995年4月5日にローマで亡くなりましたが、その死後も評価は高まり続けています。
シチリア島のカターニアには、彼の名前を冠した「エミリオ・グレコ博物館(Museo Emilio Greco)」があり、数多くの作品が常設展示されています。また、イタリアの文化省や美術機関によって彼の作品の保存と研究が続けられています。
8. 総括:現代における意義
エミリオ・グレコの彫刻は、技術的にも芸術的にも非常に完成度が高く、特に「人体」という古典的なテーマに新たな命を吹き込んだ点で特筆され買取が期待できます。過剰な抽象化や破壊的表現がもてはやされた20世紀の中にあって、グレコは一貫して「人間の内なる美しさ」に焦点を当て続けました。
その芸術は、現代においても「静けさ」「尊厳」「詩情」といった価値を再確認させてくれます。視覚的な派手さではなく、見つめ続けることで深く心に響く作品を生み出したグレコの彫刻は、今日でも多くの人々に感動を与え続けています。
この度は貴重な版画を買取りさせていただき有難うございました。
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業界実績40年の確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。
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