2023.07.18 中国美術骨董品中国骨董 埼玉県さいたま市大宮区 堆朱花瓶の買取 中華民国|埼玉県さいたま市大宮区 買取品目 中国骨董 住 所 埼玉県さいたま市大宮区 買取方法 出張買取 店主からのコメント 今回は埼玉県さいたま市大宮区まで、中国製の堆朱花瓶の買取に伺いました。 もともと、さいたま市は2001年に浦和市、与野市、大宮市が合併してできた大きな市で、大宮区は旧大宮市となります。 東京へ通勤している人が多く住んでおり、ベッドタウンとして多くの人が生活の拠点としているほか、埼玉県の商業の中心都市としての側面もあわせもっています。 大宮駅は新幹線を含む複数路線が集まるターミナル駅として、賑わいを見せています。 古代には氷川神社の鳥居前町として栄えました。大宮という地名の由来は、氷川神社が「大いなる宮居」と呼ばれていたことに由来します。 氷川神社は2400年以上の歴史をもつといわれる日本指折りの古社で、武蔵一宮として関東一円の信仰を集めており、初詣には多くの参拝者で賑わう有名な神社です。 江戸時代には中山道宿場町のひとつである大宮宿として整備されました。大宮宿は中山道六十九次のうち、江戸・日本橋から数えて4番目の宿場町です。 そんなさいたま市大宮区で今回買取させていただいたのは、中国製の花瓶で、堆朱(ついしゅ)という技法で作られているお品です。 堆朱とは、漆芸技法のひとつです。 木地の上に何層にも塗り重ねた漆を彫刻刀で彫って文様を描く手法で、日本では表面が朱色のものを「堆朱」、黒いものは「堆黒」、黄色いものを「堆黄」と呼びます。 中国では、黒漆の層に彫ったものを「剔黒」、朱漆の層のものを「剔紅」と呼びます。中国漆器を代表する技法です。 花瓶の他、皿や茶道具、盆などが作られています。 その歴史は古く、唐時代(618年 ~907年)から存在していると言われており、本格的に制作され始めたのは南宋時代(1127年 ~1279年)ごろからのようです。 鎌倉・室町時代に盛んに日本へ輸入され、そのうち国内でも作られるようになりました。 南北朝時代には、堆朱陽成(ついしゅようぜい)という彫漆工が生まれます。堆朱陽成は現代まで続く彫漆工の一門です。 足利義詮に仕えた長充を始祖とします。2代目の長辰は足利義政に仕え、この頃から茶器を作り始めたと言われています。 3代目長貞、4代目長嗣、5代目長繁、6代長房と続き、7代目の長親は豊臣秀吉に仕えて茶器を制作していることが記録に残っています。 そして8代長宗は江戸の神田小川町に住んで徳川家に仕えました。 堆朱が時の権力者に愛されていたことが伺えますね。 堆朱は漆を塗っては乾かしてを繰り返します。その回数は300~500回にも及ぶといわれており、大変な手間と時間のかかる技法です。また、漆は大変固いため、彫るのには高い技術 が必要とされています。 大量生産できるような品ではなく、高級品として中国では大変な人気があります。 その技法は継承され、現代まで受け継がれているのです。 また、骨董品としても堆朱は人気が高いお品です。 赤い色は高級感もあり、国内外問わず需要が高く、思わぬ高値が付くことも珍しくありません。 箱などの付属品があるとさらに高値が付く可能性もあるので、そちらも大切になさってください。 今回、買取させていただいた堆朱花瓶は、獣面の装飾が施されており、これもまた中国人に人気のあるモチーフのひとつ。 獣面など豪壮なモチーフを中国の方は好む傾向にあります。 ここはわびさびを良しとする日本人とは違う感性かもしれませんね。 今回のお品も、丁寧に査定させていただき、売主様にご納得いただいたうえでの買取となりました。 美しく高級感がありつつ、ユニークなお品なので、「手に取って見てみたい」というお問い合わせを多くいただくことになりそうです。 銀座古美術すみのあとでは、今回の堆朱の花瓶のような中国美術のほか、中国書画・仏教美術・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。 業界実績40年の確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。 お品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、安心してください。 もちろん、ご納得頂けない場合は、売らなくても大丈夫です。 無料査定は1点から受け付けております。 品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。 今回はさいたま市大宮区での買取となりましたが、全国どこでも無料で出張買取をおこなっていますので、まずはお問い合わせください。 お電話にてヒアリングさせていただいた後、訪問日時を調整させていただきます。 訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。 また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。 宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。 店頭買取をご希望の際は、急な休日等がありますのでご来店前に必ず電話、メールフォームよりご予約ください。 創業1985年!買い取り専門「銀座 古美術 すみのあと」はこちらです ↓ 店舗 買取り専門「銀座 古美術 すみのあと」 電話 0120-410-314 住所 東京都中央区銀座1-5-7 アネックス福神ビル6F 営業時間 11時~17時00分 電話受付時間 9時~20時(営業時間と電話受付時間は異なりますのでお気を付けください) ※店頭買取は毎月 第1・3日曜日のみ受付ています。(完全予約制)
店主からのコメント
今回は埼玉県さいたま市大宮区まで、中国製の堆朱花瓶の買取に伺いました。
もともと、さいたま市は2001年に浦和市、与野市、大宮市が合併してできた大きな市で、大宮区は旧大宮市となります。
東京へ通勤している人が多く住んでおり、ベッドタウンとして多くの人が生活の拠点としているほか、埼玉県の商業の中心都市としての側面もあわせもっています。
大宮駅は新幹線を含む複数路線が集まるターミナル駅として、賑わいを見せています。
古代には氷川神社の鳥居前町として栄えました。大宮という地名の由来は、氷川神社が「大いなる宮居」と呼ばれていたことに由来します。
氷川神社は2400年以上の歴史をもつといわれる日本指折りの古社で、武蔵一宮として関東一円の信仰を集めており、初詣には多くの参拝者で賑わう有名な神社です。
江戸時代には中山道宿場町のひとつである大宮宿として整備されました。大宮宿は中山道六十九次のうち、江戸・日本橋から数えて4番目の宿場町です。
そんなさいたま市大宮区で今回買取させていただいたのは、中国製の花瓶で、堆朱(ついしゅ)という技法で作られているお品です。
堆朱とは、漆芸技法のひとつです。
木地の上に何層にも塗り重ねた漆を彫刻刀で彫って文様を描く手法で、日本では表面が朱色のものを「堆朱」、黒いものは「堆黒」、黄色いものを「堆黄」と呼びます。
中国では、黒漆の層に彫ったものを「剔黒」、朱漆の層のものを「剔紅」と呼びます。中国漆器を代表する技法です。
花瓶の他、皿や茶道具、盆などが作られています。
その歴史は古く、唐時代(618年 ~907年)から存在していると言われており、本格的に制作され始めたのは南宋時代(1127年 ~1279年)ごろからのようです。
鎌倉・室町時代に盛んに日本へ輸入され、そのうち国内でも作られるようになりました。
南北朝時代には、堆朱陽成(ついしゅようぜい)という彫漆工が生まれます。堆朱陽成は現代まで続く彫漆工の一門です。
足利義詮に仕えた長充を始祖とします。2代目の長辰は足利義政に仕え、この頃から茶器を作り始めたと言われています。
3代目長貞、4代目長嗣、5代目長繁、6代長房と続き、7代目の長親は豊臣秀吉に仕えて茶器を制作していることが記録に残っています。
そして8代長宗は江戸の神田小川町に住んで徳川家に仕えました。
堆朱が時の権力者に愛されていたことが伺えますね。
堆朱は漆を塗っては乾かしてを繰り返します。その回数は300~500回にも及ぶといわれており、大変な手間と時間のかかる技法です。また、漆は大変固いため、彫るのには高い技術
が必要とされています。
大量生産できるような品ではなく、高級品として中国では大変な人気があります。
その技法は継承され、現代まで受け継がれているのです。
また、骨董品としても堆朱は人気が高いお品です。
赤い色は高級感もあり、国内外問わず需要が高く、思わぬ高値が付くことも珍しくありません。
箱などの付属品があるとさらに高値が付く可能性もあるので、そちらも大切になさってください。
今回、買取させていただいた堆朱花瓶は、獣面の装飾が施されており、これもまた中国人に人気のあるモチーフのひとつ。
獣面など豪壮なモチーフを中国の方は好む傾向にあります。
ここはわびさびを良しとする日本人とは違う感性かもしれませんね。
今回のお品も、丁寧に査定させていただき、売主様にご納得いただいたうえでの買取となりました。
美しく高級感がありつつ、ユニークなお品なので、「手に取って見てみたい」というお問い合わせを多くいただくことになりそうです。
銀座古美術すみのあとでは、今回の堆朱の花瓶のような中国美術のほか、中国書画・仏教美術・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。
業界実績40年の確かな目利きで、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。
お品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていますので、安心してください。
もちろん、ご納得頂けない場合は、売らなくても大丈夫です。
無料査定は1点から受け付けております。
品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。
今回はさいたま市大宮区での買取となりましたが、全国どこでも無料で出張買取をおこなっていますので、まずはお問い合わせください。
お電話にてヒアリングさせていただいた後、訪問日時を調整させていただきます。
訪問当日は専門スタッフが丁寧に査定させていただき、金額にご納得いただけましたら、その場で現金でお支払いいたします。
また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。
宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。
店頭買取をご希望の際は、急な休日等がありますのでご来店前に必ず電話、メールフォームよりご予約ください。
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※店頭買取は毎月 第1・3日曜日のみ受付ています。(完全予約制)