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2023.03.31
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急須の買取 中国美術 煎茶道具 | 静岡県静岡市

買取金額

13,000円(税込)

買取品目
中国骨董
住 所
静岡県静岡市
買取方法
出張買取
店主からのコメント

店主からのコメント

中国の急須(きゅうす)のご紹介です。

 

今回買取に伺ったのは静岡県静岡市。

静岡といえば、お茶の産地として全国的に有名な土地です。

温暖な気候に恵まれ、北には南アルプス、南には駿河湾という豊かな自然環境に囲まれながら、古くは今川氏や大御所時代の徳川家康の城下町として独自の文化や産業が育まれていった土地です。

現在も日本の中枢都市として発展を続けています。

 

日本のお茶は、平安時代に最澄や空海などの僧侶が唐(中国)へ留学した際にお茶を持ち帰ったのが始まりとされており、なかでも静岡市のお茶は、鎌倉時代中期に栃沢(葵区)生まれの聖一国師が、仏教の修行を終え、宋(中国)から帰国した際に持ち帰ったお茶の種を、足久保(葵区)に蒔いたのが最初だと伝えられています。

同じ頃に栄西禅師からお茶の種を譲り受けた明恵上人が全国に広め、その一箇所が「駿河の清見」(清水区興津付近)との記録もあり、これらが静岡市のお茶の発祥とされています。

 

お茶以外にも、駿河湾の桜えびも有名です。また、登呂遺跡や久能山東照宮など歴史的価値の高い遺産や建造物が多数点在する土地です。

 

今回、買取をさせていただいたのは、中国の急須(きゅうす)です。煎茶道具のなかでも、急須は大変重要な役割を担う存在ですが、一般的にも良く知られた道具でもあります。

急須の形は主に横手と後手のふたつがあります。

一般的に使われているものは横手の急須です。後手といわれる急須は、注ぎ口と持ち手が一直線上にあるものを指します。

横手の急須は直接、炉にかけられることがありますが、後手のものは直接火にかけるような使い方はしません。煎茶道の流派によって、後手のみを使用する流派もあります。

 

煎茶道は、日本には中国明の僧・隠元隆琦によって伝えられたと言われており、江戸時代中期以降には、文化人たちの間で流行しました。

煎茶道は茶室や道具などに必要以上のこだわりを持たず、自由な精神や風流を大切にすることから、日常的な茶道として現代でも広く親しまれており、煎茶道具は骨董品の中でも人気の高いジャンルです。

 

急須の高額買取のポイントは、まずは保存状態が良いこと。煎茶道具に限らず、どんなお品でも、ヒビや割れ、汚れのないもののほうが高値が付きやすくなります。

次に、時代の古いものです。前述した通り、お茶の歴史は古く、そのころから使われている道具は、それだけ価値のあるものとなります。

そして、モチーフ、柄も、価格を査定する上で、重要な要素のひとつです。備前焼の蟹をモチーフにした急須や宝瓶(取っ手のない急須)も人気があります。

 

素材としては、朱泥(しゅでい)の急須は人気があり、高値が付きやすい傾向にあります。最近の朱泥急須は、ベンガラという鉄の粉を土に混ぜて朱く見せているものが多いですが、天然の朱泥で作られた急須は、お茶の味をまろやかにしてくれます。

天然の朱泥なのか、ベンガラを混ぜたものなのかは、専門家が見ればすぐにわかりますので、ご安心ください。

 

また、著名な作家の作った茶器は高値が付きやすい傾向にあります。

備前焼で主に宝瓶(ほうひん)を作っている入江光人司(いりえみとし)のものは大変人気が高いです。蓋の部分にカニのモチーフがあしらわれたものは、ユニークで高額買取も見込めます。

中国陶磁史において著名な陶芸家である惠孟臣(けいもうしん)の作品も人気があります。

上記の作家の作品をお持ちの方で、売却したいとお考えの方は、ぜひ、古美術すみのあとまでご一報ください。

 

今回買取させていただいた急須は状態もよく、形や色、柄の美しいお品でした。上手型の取っ手なので、使い勝手の良いお品です。

丁寧に査定させていただき、適正な価格で買取させていただきました。

 

銀座古美術すみのあとでは、茶道具などの他にも、中国書画・中国美術・仏像・現代絵画・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。

古いお品を処分したいとお考えの時には古美術すみのあとをすぐに思い浮かべていただければと思います。

 

当店では、お客様の大切なお品物をお預かりする際、業界実績40年の確かな目利きで査定しております。

お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけています。

 

無料査定は1点から受け付けております。

品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。

今回は静岡県静岡市での買取となりましたが、無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度ご相談ください。

 

今回の中国の急須のような煎茶道具の買取も強化しております。

遺品整理などで、お品の価値が分からないという場合などでも、丁寧に査定を行い、適正価格をご提示させていただきますので、ご安心ください。

ご自宅に価値の分からない煎茶道具があり、扱いに困っているという方や、処分したいと考えている方は、古美術すみのあとまで、まずはお気軽にお問い合わせください。