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2024.02.14
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日本画・幽霊画 掛け軸高価買取|東京都新宿区四谷

買取金額

100,000円(税込)

買取品目
掛け軸
住 所
東京都新宿区四谷
買取方法
出張買取
店主からのコメント

店主からのコメント

今回は新宿区四谷周辺にお住まいのお客様より買取をさせていただきました日本画の掛け軸の中から幽霊画のご紹介をしたいと思います。

 

幽霊画とは江戸時代から明治時代にかけて流行した日本画や浮世絵の様式のひとつで幽霊絵とも呼ばれております。

幽霊画という文字の通り、死んだ者の魂、怨念が幽霊となって現れた絵が描かれておりひとつのジャンルとして大変人気があり多くの作品が残されました。

事実その当時、広く知られていた絵師達の多くが幽霊画を手掛けており、その流行に拍車をかけました。

 

幽霊画の要素として足のない女性の絵が描かれることが多いのですが、この足のない幽霊画を初めて描いたのが江戸時代後期の大人気絵師・円山応挙と云われております。足のない幽霊画は瞬く間に広がり、浮世絵作家を中心に多くの幽霊画が描かれます。

当時流行した鶴屋南北の『東海道四谷怪談』が歌舞伎の演目として上演されると葛飾北斎歌川国貞歌川国芳豊原国周など人気の浮世絵が幽霊画の錦絵を製作するようになりました。

その他にも無惨絵の奇才・月岡芳年河鍋暁斎といった幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師による肉筆画も描かれ、恐ろしい雰囲気の中にある女性の悲しい怨念が見事に表現されており今でも大変な人気を誇ります。

 

また幽霊画を美人画として描いたのが上村松園です。

足はぼんやりと消えながらも上半身はこちらを振り返り、悲しげで妖艶な表情を浮かべている様子はまさしく見返り美人といったところでしょうか。

 

この幽霊画の持ち主様は残念ながらお亡くなりになられ、ご遺族様よりご遺品の整理・買取のご用命を承り、日本画などの掛け軸買取として買い受けいたしました。幽霊画の他にも故人様が大切にされてきた水墨画や掛け軸、さらに木版画なども買取をさせていただきました。

この度は大変貴重な幽霊画など日本画・掛け軸を買取させていただきありがとうございました。

 

 

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