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2023.03.31
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明治時代 蒔絵桜図小皿の買取 煎茶道具 | 東京都杉並区

買取金額

15,000円(税込)

買取品目
中国骨董
住 所
東京都杉並区
買取方法
出張買取
店主からのコメント

店主からのコメント

明治時代の蒔絵桜図小皿をご紹介いたします。

 

今回買取に伺った東京都杉並区は東京23区のなかでも比較的治安が良く、閑静な住宅街が広がるエリアです。

高円寺や阿佐ヶ谷といった活気ある商店街や、荻窪のように大型商業施設が立地する街もあります。都心へのアクセスしやすく、利便性が高い街です。

また、大正昭和時代には別荘地として栄えていた土地でもあります。

特に荻窪は、1927年に与謝野晶子・与謝野鉄幹がこの地に居を構え生涯を過ごし、1937年には公爵で内閣総理大臣を務めた近衛文麿が別邸「荻外荘」を構えました

その後、棟方志功(版画家)、石井桃子(児童作家)などの作家や文化人が別荘地として移住するようになりました。

小説家の井伏鱒二も荻窪とゆかりの深い文化人で、彼の著した『荻窪風土記』には当時の荻窪での文化人の暮らしぶりが描かれています。

そんな文化の街ともいえる東京都杉並区。文化人のご子孫が多くお住まいになられていることもあり、古美術品などのご相談でよくお呼びのかかる地域です。

 

今回、杉並区で買取させていただいたのは「蒔絵桜図小皿」という漆器です。

蒔絵(まきえ)とは漆工芸の代表的な加飾技法のひとつです。

漆で絵や文様を描き、漆が固まらないうちに蒔絵粉(金・銀などの金属粉)を蒔いて表面に付着させ装飾を行います。粉を蒔いて絵にするところから 蒔絵(まきえ)と呼ばれています。

 

漆器とは、木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品を指す言葉ですが、主に木に漆を塗った食器のことを言います。漆器の特徴は、耐久性・耐水性・断熱性・抗菌作用に優れていることです。そこへ見た目の美しさも加わり、日本の伝統工芸品として親しまれてきました。 

 

日本で有名な漆器は下記のとおりです。

 

・若狭塗り(福井県)

卵の殻や貝殻、マツの葉などで模様をつくり、その上に漆を塗り重ねて研ぐ「研ぎ出し技法」を用いているところが特徴です。

漆器のなかでも独特な風格と重厚感を持っているので、美術品として珍重されています。

 

・鎌倉彫(神奈川県)

彫刻を施した桂やイチョウなどの木に黒漆を塗り、その上に朱漆で装飾したものです。

 

・高岡漆器(富山県)

「青貝塗」「勇助塗」「彫刻塗」の3つの技法に代表され、幅広い作風を楽しめるところが魅力です。

 

・輪島塗(石川県)

塗り上げるまでに20工程以上、総手数では75~124回にも及ぶ丁寧な手作業で作られている日本を代表する漆器です。

 

・山中漆器(石川県)

木目模様を生かし、自然な風合いを表現しています。

木が育つ方向に器の形を取る縦木取り(たてきどり)が特徴で、乾燥による歪みが出にくい堅牢な漆器となります。

 

・金沢漆器(石川県)

室内調度品や茶道具などの一品制作が有名で、なかでも「加賀蒔絵」と称される装飾技法は、華やかな美を創造した金沢漆器を代表する技法です。

 

・ 京漆器(京都府)

京都という土地で長い歴史を持つこともあり、他の産地に見られない「わび」「さび」といった内面的な深い味わいを備えています。

 

・ 飛騨春慶(岐阜県)

漆器は黒漆・朱漆が基調とされることがほとんどですが、飛騨春慶は透漆で仕上げており、木肌のもつ美しさをそのまま活かしています。

 

・琉球漆器(沖縄県)

14世紀頃の琉球王朝時代から沖縄で作られている漆器です。中国から伝わってきた漆器技法を取り入れながら、沖縄独自の作風へと進化しており、華やかで、お祝い事によく使われます。

 

上記の中でも特に有名なのは、輪島塗(石川県)でしょう。日本で最も人気の高い漆器といっても過言ではありません。

 

今回買取させて頂いた「蒔絵桜図小皿」は明治時代に作られたお品です。明治時代は蒔絵が栄えた時代であり、その時代の漆器は国内外から高い評価を得ていて高値が付きやすいです。

また、アンティークの和食器は、生活骨董として使いやすく、女性に人気があります。外国人の方のお問い合わせもよくいただきます。

特にこちらの小皿は桜の柄が美しいのが特徴です。桜は日本人に人気の柄です。

大切なお客様をおもてなしする際、こちらの蒔絵桜図小皿を使用すれば、大変喜ばれることは間違いありません。

小皿の美しさを前にすれば、客人とのお話しにも花が咲くことでしょう。

今回も丁寧に査定させていただき、適正な価格にて買取させていただきました。

 

銀座古美術すみのあとでは、今回の蒔絵桜図小皿のようなアンティーク和食器のほか、中国書画・中国美術・仏像・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。

 

お客様の大切なお品物を、業界実績40年の確かな目利きで査定しております。

お売り頂く作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいており、「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけています。

 

無料査定は1点から受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

品物の点数が多く持ち込みが難しい場合や、ご自身ではなかなか整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくこともできます。

今回は東京都杉並区での買取となりましたが、都内に限らず無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずは一度ご相談ください。