日本の竹籠は、囲炉裏端で使う煤竹が使用されています。近年では、材料である煤竹が入手困難となっており、過去に制作された竹籠の希少価値が高くなっています。

特に、作家による作品が世界中で人気を集めており、飯塚 琅玕斎をはじめ、田辺竹雲斎、前田竹房斎、早川尚古斎、和田和一斎、飯塚小玕斎、飯塚鳳斎、鈴木玩々斎などが人気です。

下記の作家の作品は、高額買取の対象となります。

飯塚 小玕斎、二代 飯塚鳳斎、飯塚旭昇、飯塚薫石、飯塚鳳竹、石田正一、飯田清石 、石川照雲、江殿竹美斎、坂口宗雲斎、末村笙文、勝城蒼鳳、谷岡茂雄、野口藍鳳斎、東竹園斎、箕浦竹甫、小菅小竹堂、小菅竹堂、佐々木光岳斎、 長倉健一、武関翠心、八子鳳堂、本間一秋、藤沼昇、横田峯斎、植松竹邑 、小田光陽、門田二篁、塩月寿藍、生野祥雲斎、生野徳三、山口龍雲 、松澤一義、鈴木玩々斎、山本笙園、小菅吼月、門田篁玉、飯塚 琅玕斎、 初代 前田竹房斎、二代 前田竹房斎、二代 早川尚古斎、三代 早川尚古斎、五代 早川尚古斎 、 初代 和田和一斎、二代 和田和一斎、三代 和田和一斎、初代 田辺竹雲斎、 二代 田辺竹雲斎 、 三代 田辺竹雲斎

竹籠の意味方には、用途によって通気性や強度など、異なる機能を持たせるために、複数の編み方が存在しています。以下は代表的な編み方です・

・六つ目編み

編み目が六角形になる編み方です。6本の竹ひごを編むため強度があります。

六つ目編みを2つ重ねてより強度を増す方法もあります。

・四ツ目編み

同じ太さの平たい竹ひごを交差させながら編みます。

等間隔に四角の目ができるため、四ツ目と呼ばれます。縦横をまっすぐに交差させたり、斜めに交差させ、表情を変化させる方法があります。

・八つ目編み

四ツ目編みを3つ重ねたように見える八つ目編み。六つ編みよりも強度に優れており、椅子の座面などの家具にも使われています。

・ござ目編み

ござに似ている編み目です。隙間が比較的少ないので、買い物かごや竹ざるなどに使用されています。

・菊底編み

編み上がりが菊の花のような編み方です。太めの竹ひごを放射状に重ねた後、細い竹を中心から外に向けて編んでいきます。

一般的な骨董品と同じく、状態の良さや、外箱の有無などが買取価格に影響します。

その他に以下のような点も大きく影響します。

・作家の作品で初代に制作された作品

・濃い茶褐色の煤竹で編まれた竹籠

・竹根や古矢竹と呼ばれる弓矢の矢を用いた作品

・無名の作家作品であれば、古竹を使用した細工の面白い品物

竹籠はカビや黒ずみが発生しやすいです。仮にカビや黒ずみがあったとしても触らずにそのままお持ちください。間違った手入れをしてしまうと、価値を損なう可能性がございます。

銀座古美術すみのあとでは、買取価格の根拠を細かく説明させていただき、ご納得した上でご契約いただくことを大切にしています。

ご自宅に眠っている古い竹籠がありましたら銀座古美術すみのあとまでご相談ください。