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店主からのコメント
買取専門 古美術の「すみのあと」です。
京都府京都市より買取させて頂きました、中国の香合(こうごう)のご案内です。
京都は794年から、1000年以上にわたって都が置かれ、歴史の中で日本の中心として栄えてきました。
京都市は、三方をなだらかに連なる山々に囲まれ、山々を源流とする鴨川、桂川が町を南北に流れるなど、豊かな自然に恵まれている地域です。 京都市は歴史・文化都市のイメージが強いですが、”ものづくり都市” でもあり、京焼、清水焼などの陶磁器、 京友禅や西陣織などの染織品、日本酒の醸造技術など、様々な分野の伝統産業を支えてきた職人たちも多くいらっしゃいます。 芸術の都でもある京都は、すばらしい美術品によって満たされているので、よく買取依頼で伺うことがあります。
今回、そういった土地の京都府京都市のお客様から中国の香合(こうごう)の買取依頼を頂き、出張買取させて頂きました。
香合とは香を入れる蓋付の器のことで、これは、堆朱(ついしゅ)と呼ばれる技法を用いて作られています。 堆朱は、中国において唐・宗代ごろから始まった漆芸技法のひとつで、わが国には室町時代に伝わったといわれています。 堆朱とは、素地の上にえんじ色の漆を重ね、さらに朱漆をいく総にも塗り重ね、その漆の層に模様を彫り出す技法です。 日本で似たような技法に木に文様を彫り漆を塗る「鎌倉彫」という技法があり、これは「宗」の影響を受け仏具として作られ始めました。 13世紀半ばより、禅宗の移入に伴い宋から伝えられた美術工芸品の中に、堆朱(ついしゅ)と呼ばれる大香合(だいこうごう)などの彫漆品(ちょうしつひん)がありました。それらは大変高価で貴重なものでした。これに影響を受けた仏師たちがその意匠をもとに、新たな木彫彩漆(もくちょうさいしつ)の仏具を作りはじめたのが鎌倉彫の始まりです。 日本を代表する美術工芸品として国内はもちろん海外でも高く評価されています。
香合の高価買取のポイントとしては、以下の内容を説明させていただきました。
・どの時代のものか
・どの作者によって作られたか
・状態が良い(ひび割れなどがない)
・共箱(保管箱)があるか
・高価な素材が使用されているか
・どういった技法で作られているか
当店では、作品の背景や、現在の価値なども含めて、ご説明し、買取金額を提示させていただいておりますので、安心しておまかせいただければと思います。 家にこのような中国の書道具や骨董品が眠っている方は、ぜひ専門の当社にご相談ください。 当社は他にも遺品整理、終活、蒐集品の売却など幅広く対応しております。御自宅に眠っている価値の分からない朝鮮美術や中国美術などの陶磁器がございましたらお電話でもメールでもお気軽にご相談ください。 「銀座 古美術 すみのあと」では朝鮮美術の買取を強化しております。
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