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2023.01.23

仏像を売りたい方へ、抑えておきたいポイントとは!?

仏像の歴史・種類・買取ポイント

 

仏像の買取を考えている人はいらっしゃいませんか?

遺品整理や引っ越しなどで、仏像を処分したい、買い取ってもらいたいと考えている人は、ぜひ古美術すみのあとへご相談ください。

 

仏教信仰に基づいた礼拝対象や活動のための美術品全般を仏教美術と呼びます。

 仏像・仏画などの小さなものから、寺院建築など大きなものまで、多種多様です。 

 

仏像を売ることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、御心配には及びません。

仏像は骨董品として価値が高いというだけではなく、必要としている人も多く、求めている方の手に渡るのは、喜ばしいことと言えます。

 

古美術すみのあとでは、仏像や仏教美術に関するお品物を幅広く買い取りしています。

ご家庭に眠っている仏像や仏教美術のお品がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

仏像とは

仏教の信仰の対象である仏をかたどったものを仏像といいます。

仏教の信仰対象である、釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像のことを指しますが、一般的には、菩薩像、天部像、明王像などの仏教関連の像全般を総称して仏像と言われています。

 

材質はさまざまで、 金属、漆、木、石、土などの素材で作成されています。

日本では、森林資源が豊富にあったことから、木彫仏が多く作られてきました。檜・カヤ・楠・ツゲ・白檀などが使用されており、特に楠は飛鳥時代から仏像制作に使用されていました。

その後、時代を経て、檜やカヤが多く使用されていきました。

木目をそのままに仕上げる木地仕上げや、漆を塗り金箔を貼り付ける仕上げ方法、彩色などの技法もさまざまです。

木で作られた仏像は、経年によって変化を楽しめるのが特徴です。

 

また、銅も加工がしやすく比較的入手が容易いことから多く使われています。粘土で型を作り、溶かした銅を流し込みます。

表面に金や銀を使用している仏像などもあり、材質自体が高価なことから、高額買取に繋がります。

 

海外では、永くその姿を残せることから、石像が多く現存しています。インドに現存する仏像のほとんども石造りとなっています。

 

仏教美術

仏像以外の仏教美術について解説いたします。仏教美術は、仏教信仰に基づいた礼拝対象、またはそれら活動のための美術の総称です。

仏像・仏画などの小さなものから、寺院建築など大きなものまで種類が豊富です。

古美術すみのあとでは、仏教美術品につきましても買取を行っております。

 

仏画とは

仏画とは仏教絵画全般のことで、仏や仏教を題材としています。

曼荼羅の掛け軸や、版画、絵巻、祖師図、禅宗僧の肖像画なども仏画の一種です。

仏画の歴史は長く、種類も豊富で宗派ごとに違いもあります。

礼拝・信仰の対象として描かれていただけではなく、一般に仏教を広く伝えるためにも利用されていました。

伝来当初は口頭で伝えていた仏教ですが、教義内容の説明が難しい部分もあったため、それを補完する形で仏像や仏画が作られるようになり、仏教美術の発展につながっていきました。

 

仏画は、 古くは飛鳥時代から制作されており、 特に平安時代末期の作品は贅沢な装飾を施したものが多く、種類なども豊富です。

流派や宗派によってもさまざまな価値があります。

著名な流派の作品は美術品としても価値が高いとされており、 雲上観音、涅槃図、釈迦三尊図など人気のあるモチーフが使用されているものは高額買取が期待できます。

 

ご自宅にある仏画がどういった流派・種類のものかわからないという場合でも、お気軽にご相談ください。あまり状態が良くないものでも大丈夫です。

確かな目利きで、丁寧に査定させていただきます。

 

写経とは

仏教の経典を書き写したものを写経といいます。

写経が発展した理由は、印刷技術がなかった時代に仏教の教えを広めるために必要であったからだと言われています。また、写経をすることで功徳があると言われていたことも発展した理由のひとつです。 

 

平安時代などの古い時代のものや、にかわで金の粉末を混ぜた金泥を使用した紺紙金泥などの写経だと高価買取に繋がります。

 

主な写経の種類は下記の通りです。

 

・金光明最勝王経

・華厳経

・般若経

・涅槃経

・法華経

 

種類が分からない場合でも、お気軽にお問い合わせください。 

 

仏像の種類

前述したとおり、本来仏像とは、釈迦如来、阿弥陀如来などの如来像を指しますが、一般的に仏教関連の像全般を総称して仏像と言われています。

仏像の種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

如来(にょらい)

如来は仏の中でももっとも序列が上で、「真理を悟った人」である仏教の開祖・釈迦の姿をかたどったものです。

外観にはいくつか特徴があります。

髪は「螺髪(らほつ)」という、丸い粒が均等に並んで渦巻きのようになっています。釈迦が出家するときに装飾品を捨ててしまったため、「大日如来」以外は装飾品は一切身に付けていません。

しかし、薬師如来は、手に「薬壺(やっこ)」という小さな壺を持っています。

 

・釈迦如来

・大日如来

・阿弥陀如来

・薬師如来

 

菩薩(ぼさつ)

菩薩とは、最終的に「如来」になることを目標にして、修行を積んでいる途中の「修行者」のことです。

菩薩は序列では如来のすぐ下の位にあります。

如来の意志に従ってさまざまな姿に変わるため、女性のような姿をしていたり、頭上に顔がたくさんあったり、手が千本あったり、とさまざまな外観をもっているのが特徴です。

 

・観音菩薩

・文殊菩薩

・弥勒菩薩

・地蔵菩薩

 

明王(みょうおう)

明王は、インドの宗教「ヒンドゥー教」が仏教に取り入れられて生まれた仏で、密教の中心である「大日如来(だいにちにょらい)」の化身だとされます。

 

・不動明王

・孔雀明王

・愛染明王

 

天部(てんぶ)

仏教に帰依した神々のことで、仏教の信仰をさまたげるものから人々を守る「護法」の役割がある仏です。

 

・持国天

・増長天

・広目天

・多聞天

・帝釈天

・吉祥天

・阿修羅

・金剛力士

 

七福神

日本で福を招くおめでたい7人の神様としてしたしまれている神様たちも、じつは天部の仏です。

 

・恵比寿天

・大黒天

・毘沙門天

・弁財天

・福禄寿

・寿老人

・布袋

 

仏像の高額買取のポイント

仏像・仏具は使用されている材質や造りの細かさ、作者などが、査定には大変重要になってきます。

 

箱や来歴があるもの、鑑定書があるものなど、作品についての詳細がわかるものがありましたら査定の際にお申し付けください。 

たとえ状態が悪くても、ご自身で修復などせずにお持ちください。

ご自身で手を加えてしまうことで、逆に価値が下がる可能性がございます。 必ず、触らずにそのままの状態で査定させてください。

また、金でできた仏像は、金の価値が高いときに高値での買取が見込めます。

 

 日本の仏像以外でも、インド、パキスタン、カンボジア、タイ、中国、朝鮮の仏教美術に関するお品物をできるだけ高額買取させていただきます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

仏像・仏教美術の買取はすみのあとへご相談ください

古美術すみのあとは、1985年に創業し、中国美術・中国書画を中心とした骨董品の売買を行っており、業界実績は40年以上。

「すみのあとに相談して良かった!」と言って頂けるような取引を心がけており、大切なお品物をお預かりする際は、細心の注意を払うとともに、丁寧で適正な査定を行っております。

 

無料査定は1点から受け付けております。

品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。

無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、ご相談ください。

特に仏像の場合は、重くて運べなかったり、運ぶことで傷つけてしまう可能性もありますので、お気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属

丹下 健(Tange Ken)

丹下 健(Tange Ken)

創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。

作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。