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2023.05.15

高く売れる中国美術品って何?(銅器買取)

骨董愛好家のなかでも人気の高い中国美術品。

処分したい、売りたい、と考えている方はいらっしゃいませんか?もしかしたら購入した時よりも価値が上がっているお品で、高値で売れる可能性もありますよ。

 

このコラムでは、高く売れる中国美術品について、特に銅器に焦点をあてて解説いたします。

ぜひ参考にしてください。

 

中国美術品とは

中国美術品とは、中国で制作された書画や陶磁器、銅器などの美術品や道具のことを指します。歴史の深い国ですから、古いものでは千年以上前のお品もあります。

骨董品としても人気があり、中国美術を蒐集しているという方も多く、お問い合わせの多いジャンルでもあります。

 

中国では19世紀半ばから20世紀を通じて戦乱や内紛があり、また1966年から10年続いた文化大革命などの影響により、多くの美術品が流出・焼失してしまいました。

そのため、中国国内にはあまり価値のある中国美術品が残っていない状態でした。

しかし、その後の中国の経済の発展とともに財を成した富裕層が、他国に流れてしまった自国の美術品を求めて買い付けに来る、いわゆる「買戻ブーム」がおこります。そんなこともあり、約20年ほど前から中国美術の価値が高騰しています。

 

歴史の長さや文化の多様性もあり、中国美術の範囲は広く、さまざまな種類があります。

特に人気のある種類は以下のとおりです。

当店でも買取を強化しています。

 

・書画

掛軸、絵画、書、画帳、古文書など。

墨で書を書いたものから、絵と書を組み合わせたもの、絵画などさまざまな種類があります。

中国に文字が生まれたのは約3500年前といわれ、約2000年前には、筆と墨を使って文字を書くようになったと考えられています。

有名作家が書いた作品や美術的、歴史的に価値のあると判断される書画は骨董価値が高く、人気があります。

 

・陶磁器

中国における陶磁器は、1万年以上の歴史を持つと言われています。

当店では以下の陶磁器の買取を強化中です。

 

青花(元染・萬暦・大明年製)、五彩、粉彩、青磁、白磁、辰砂、七宝、琺瑯 釉裡紅、景徳鎮、官窯、龍泉窯、磁州窯、釣窯、哥窯、徳化窯、汝窯など。

 

・書道具

中国で文字が生まれたこともあり、古くから多くの書道具がつくられてきました。古いものや状態が良く希少性の高い品は高値で買取させていただけます。

 

文房四宝(筆、墨、硯、紙)、硯屏、文鎮、印章、印材(田黄石、白玉、鶏血石など)。

 

・中国仏

インドで成立した仏教が、中国に伝来した時期は、文献上では前漢の哀帝の紀元前2年に大月氏国の使者が伝えたのが最初とされ、中国仏教として根付き、さまざまな仏像や仏画が制作されました。

当店では、仏像(弥勒菩薩、白磁観音、徳化窯白磁、黄楊製、木彫、古銅)や仏画などの買取を行っています。

 

・文物品

中国美術文物品は、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、主に下記の品を指します。

唐木(紅木、紫檀、黄花梨)、玉製、翡翠、玉、珊瑚など。

お手元にお持ちの方はぜひお問い合わせください。

 

・銅器

次項にて詳しく解説します!

 

上記のほかにも、人形や中国切手などの買取も行っておりますので、古いお品をお持ちの方は、ぜひ文物品お気軽にお問い合わせください。

特に中国切手は、思わぬ高値が付くかもしれませんよ。

 

銅器とは

銅器とは、中国古代から存在している古美術品です。銅を材料として作られた容器や装飾具、置物などを指します。

中国では、古代より祭器として、一部の権力者が用いていました。

 

銅器の中には、青銅で作られた青銅器が含まれることもあります。

青銅は銅に対して10%前後のスズを含む合金で、青銅器は中国古代文明を象徴する工芸品です。古代から武器や楽器、食器など幅広く使われてきました。

さまざまな装飾がほどこされており、特に大型の容器類は骨董品として人気が高くなっています。

 

中国美術(銅器)の高額買取のポイント

前項にて当店にて買取を強化している中国美術品についてご紹介しましたが、お品物の価値を決める際、高額になるポイントがいくつかありますので、解説します。

 

まず、一般的に、骨董品は年代の古いものほど価値が高くなる傾向にあります。それは中国美術品においても同じです。

2007年に中国国家文物局が、美術品の国外への流出を防ぐことを目的に、1911年以前の中国美術品を海外に持ち出すことを禁止しました。

多くの点数を持ち出そうとした場合は無期懲役以上の重い刑罰が課せられることもあり、数年以内に中国の骨董市などで買ってきたものは、あまり価値の高いものではない可能性があります。

しかし、逆に言えば2007年以前に入手したものは、もしかしたら高値が付く可能性があります。

また、前述した買取ブームもあり20年以上前のお品には、購入時よりも高値が付く可能性も高まります。

 

中国美術品の高額買取のポイントは以下のとおりです。

 

・来歴がわかる

・20年以上前に入手した

・傷や汚れがなく、状態が良い

・箱などの付属品がある

・有名な作者のもの

 

上記の条件に当てはまらない場合でも、高値が付く可能性はありますので一度お問い合わせください。

 

日本には質の高い鑑定士が多いと言われており、日本の骨董品は海外で大変人気があります。骨董品が本物か贋物かを見分けるだけの力を持っている人は世界的に希少なのです。

 

古美術すみのあとでは、確かな目利きで、適正な価格を査定させていただきます。

 

注意点としては、査定の際、たとえ状態が悪かったとしても、ご自身で修復したり、手を加えたりといったことはしないで、当店までお持ちください。せっかくのお品の価値が下がってしまう可能性があります。

ご心配なさらず、すべて当店にお任せいただければ大丈夫です。

 

銅器(中国美術)の買取は古美術すみのあとにお任せ!

 

「銀座古美術すみのあと」は、1985年に創業し、中国美術・中国書画を中心とした骨董品の売買を行っています。

 

業界実績は40年以上!確かな目利きで適正な査定を行っており、「すみのあとに相談して良かった!」と言って頂けるような取引を心がけております。

大切なお品物をお預かりする際は、細心の注意を払いつつ、丁寧で正確な査定をしていますので、安心して当店へお任せください。

 

ご自宅に古い中国美術品はございませんか?

お引っ越しや遺品整理、家の整理整頓などで、ずっとしまってある中国美術品を処分したいけれど、どうすれば良いのか分からないという方はぜひ、古美術すみのあとまでご連絡ください。

特に20年以上前に入手したお品だと高値が付く可能性が上がります。

祖父の代からお持ちのお品や、知人から譲り受けたなど、お品物がお手元に来るまでの来歴が分かれば、査定の際に教えてください。

 

中国美術のジャンルは幅広く、簡単には正確な価値が分からないということもあり得ます。

当店では確かな目利きで、適正な査定をさせていただき、なぜその値段がついたのかという、背景につきましても、詳しくご説明もさせていただいています。

 

中国美術全般を取り扱っていますが、特に銅器の買取を強化しております。

無料査定は1点から受け付けております。

品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に直接訪問させていただくことも可能です。

無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、お気軽にご相談ください!

また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。

 

#中国美術 #高価買取#

この記事を書いた人

東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属

丹下 健(Tange Ken)

丹下 健(Tange Ken)

創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。

作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。