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2022.12.07

ガラス工芸品は何が売れるの?(バカラ・サンルイ買取)

ガラス工芸品(オールド・バカラ)の買取なら、確かな目利きの当店へお任せください

 

繊細で美しい造形と透明感で人々を魅了するガラス工芸品。

日用品から、美術品、アクセサリーにいたるまで、さまざまなガラス工芸品が世に出回っており、その美しさや繊細さから、愛好者も多くいます。

 

なかでもオールド・バカラは特別です。世界中にファンが多く、希少価値の高いものは、高値で売買されています。

 

この記事ではバカラの魅力についてや、希少価値の高いシダ文様について解説するほか、買取についてのご説明もさせていただきます。

 

家に眠っているバカラがあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

フランス発祥「バカラ」の魅力とは

 

世界中で愛されているフランス発祥のガラスラグジュアリーブランド「バカラ(BACCARAT)」。

 

商品は、テーブルウェア(各種グラス・デキャンタ等)はもちろん、アクセサリー・花瓶・香水瓶・置物・シャンデリアなどに及びます。

ガラス工芸品に詳しくない方でも「バカラ」の名前だけは聞いたことがあるという化tも多いはず。

 

バカラの歴史は1764年、当時のフランス国王、ルイ15世により、ロレーヌ地方バカラ村にガラス工場の設立が許可されたのが始まりです。

設立されてから250年以上の歴史を持つガラスブランドは類を見ません。さらに、厳しい品質基準を設けており、常に超一級品の商品を世に送り出し続けている老舗ブランドなのです。

 

バカラは、本国フランスの王室のみならず、イギリス王室やロシア皇室など、世界中の王族や貴族に愛されています。また、1921年には、昭和天皇(当時皇太子)が旅行でパリのバカラショップに足を運んだ記録が残っています。

 

普通のガラス製品とはひと味もふた味も違った輝きを放つバカラ。その魅力の秘密についてご説明いたします。

 

バカラの素材は「フルレッドクリスタル」

 

いくらバカラの歴史が古く、知名度があるからと言って、なぜガラス製品がこれほど高価なのかわからないという方も多いかもしれません。

バカラがこれほど高価な理由のひとつは、素材にあります。

 

バカラ素材となっているガラスは「フルレッドクリスタル」という特別な素材が使われているのです。

フルレッドクリスタルは、限りなく透明に近く、普通のガラスにはない、特別な輝きを放っています。

 

一般的なガラスは珪砂(けいさ)、カリウム、ソーダ灰などで出来ています。

一方、クリスタルと呼ばれるガラスは、24%以上の酸化鉛が含まれていることが条件となっており、バカラのグラスで使われているフルレッドクリスタルの素材は、酸化鉛の含有率が30%以上で密度が3.00g/cm3を指します。

 

フルレッドクリスタルは、抜群の透明度と重厚感を持ち、弾いた時に聞こえる「キーン」と澄んだ美しい音色が特徴です。

 

厳しい審査基準

 

フルレッドクリスタルの基準である、「酸化鉛の含有率が30%以上で密度が3.00g/cm3」は非常に厳しく、完成品のうち30~40%は基準に満たないと言われています。

基準に満たないものはすべて破棄されてしまいます。

 

もったいないような気もしますが、それほどこだわりぬいた商品のみを出荷しているバカラだからこそ、最高級のガラス(クリスタル)メーカーとして認識されているのです。

 

職人の確かな技術力

 

バカラ社はフランスの「M.O.F.」(フランス最優秀職人)の称号を持つ職人を50人以上も輩出しています。指折りの一流の職人たちがバカラには在籍しているのです。

M.O.Fの称号を得ることができるのは限られた職人のみであり、バカラ以外のブランドにもM.O.Fの職人を輩出しているメーカーもはありますが、バカラ以上に多くのM.O.Fを輩出したブランドはないといわれています。

 

バカラで作られたハンドメイド品は、1点として全く同じものは存在しません。

最高級の職人が作り上げた最高級の商品は、美しさと手作りならではの温かみを兼ね備えた世界に一つの逸品なのです。

 

時代に合わせた柔軟性

 

バカラの知名度がこれほど高いのは、伝統を守りつつも、古いデザインのみに固執せず、時代に合わせた柔軟な発想を持ち合わせているからではないでしょうか。

近年、特に話題となった、漫画「ワンピース」とのコラボレーションや、スヌーピーのクリスタルオブジェなど、話題性に事欠きません。

 

どんな世代にも受け入れられる柔軟性が、バカラの大きな魅力のひとつです。今後の展開からも目が離せませんね。

 

バカラ・フジェール(シダ文様)とは

 

バカラグラスには、さまざまな文様があります。

なかでも、人気が高いのが、アール・ヌーヴォー期の自然主義的な雰囲気をもつバカラ・フジェール。フジェールとはフランス語でシダのことを指します。

19世紀末~20世紀初頭に製造されたシリーズで、繊細なシダ文様が美しく、希少価値の高い逸品です。

 

古いこともあり、なかなか入手できず、価格が高騰しているものも多くあります。

もし、買ったは良いけれど使用せず、ずっと棚の奥に眠っていたり、人から譲り受けたけれど使っていないというバカラがございましたら、一度手に取ってご確認ください。

 

美しいシダ文様が描かれていたら、大変価値のあるものかもしれません。

もちろん、シダ文様ではなくても、バカラ自体が高価なものですので、もしその価値を知りたいとお考えの方は、ぜひ、プロにご相談されることをおすすめいたします。

 

すみのあとでは、確かな目利きで、みなさまの大切なお品物を、適正価格で査定いたしております。

 

価値がわからないという場合は、当店へご相談ください

 

自分が所有しているものの価値に興味を持つのは自然なことです。

バカラに限らず、ガラス工芸品をお持ちの方で、その価値を知りたいという方は、ぜひ一度、当店へご相談ください。

 

希少性や保存状態などから、適正な価格をご提示させていただきます。

バカラは、古いものから新しいものまで、多種多様で、結婚式の引き出物などでもよく使われています。

普段使いするのは敷居が高いと感じて、ほとんど使うことなく、しまっていることも多い商品です。

また、歴史のある老舗ブランドであるため、親御様から受け継がれたという方もおおくいらっしゃいます。

何世代にもわたって愛されるメーカーであるバカラ。その価値を確認するためにも、ぜひ当店をご利用ください。

 

すみのあとに相談して良かった!と言ってもらえるお取引を心がけています

 

古美術すみのあとは、1985年に創業し、中国美術・中国書画を中心とした骨董品の売買を行っております。

業界実績は40年以上。

「すみのあとに相談して良かった!」と言って頂けるような取引を心がけており、大切なお品物をお預かりする際は、細心の注意を払うとともに、丁寧で適正な査定を行っております。

 

当店は不用品などの買取のほか、遺品整理、終活、蒐集品の売却など幅広く対応しております。

故人の方のお品物ですと、価値がわからない場合が多く、実際に査定を行うまでいくらになるのか、わからない不安があると思います。

当店では、全国出張買取も行っております。

査定内容にご納得いただけましたら、その場で現金をお支払いさせていただきます。

 

オールド・バカラのほかにも、手放したいコレクション、家に眠っている不用品を適正価格で買い取りますので、まずはお気軽にご相談ください。

お電話のご相談のほか、簡易査定として、作品の写真をLINEやメールを通して今すぐにでも査定に出すことができます。

査定結果を知った上で実際に売るかどうするかは、あらためて決めることができるので、まずはお気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属

丹下 健(Tange Ken)

丹下 健(Tange Ken)

創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。

作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。