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中国掛軸を売りたい方必見!おすすめ買取業者の選び方
ご自宅に中国掛軸があり、売却を考えているけれど、どこに売ればよいのかわからなくて困っているという方はいらっしゃいませんか?
中国掛軸は骨董品のなかでも、人気の高いジャンルのひとつです。
昨今は、中国美術品ブームが到来していることもあり、良いお品は驚くような高額買取になることも珍しくありません。
故人から遺品として引き継いだものや、引っ越しなどで出てきた中国掛軸を買取してもらいたいけれど、骨董品の価値をなかなか自分で判断することはできないし、こちらが分からないことを良いことに正当な評価をしてもらえないのではないか、と疑心暗鬼になってしまっている方もいるかもしれません。
この記事では、中国掛軸の買取をどんなところに依頼すれば良いのか、中国掛軸の歴史や種類、高額買取のポイントなども含めて詳しく解説いたします。
せっかくご縁があって手元にある大切なお品です。
適正な査定がされ、納得できる買取価格で、心残りなく手放すための一助となるような記事ですので、ぜひ、参考にしてください。
いったいどんな中国掛け軸が高く売れるのか、掛け軸の歴史なども含めて解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
目次
中国掛軸の種類
中国掛軸と一言でいっても、多くの種類が存在します。
掛軸は、書や東洋画を紙などで装飾したもので、日本では床の間などに欠けて鑑賞することから、「床掛け」と呼ばれることもあります。
中国が発祥で、その歴史は古く、北宋時代に仏教の道具として用いられるようになったことが始まりといわれています(諸説あり)。
仏教を広めるための道具として日本に入ってきましたが、その後、日本の文化と融合し、床の間に飾られるような大きさとなりました。
中国掛軸は、日本の掛軸のような形の基準はありません。
日本のものより、大きいサイズのものが多いのが特徴です。
また、掛け軸を吊る表木(紐がついている部分)の形も、日本と中国では異なります。日本の掛け軸は半月状であるのに対し、中国掛け軸は四角形となっていることが多いです。
お手元に掛軸をお持ちの方は、ぜひ一度確認してみてください。
また、描かれているモチーフも、中国と日本では違います。
書や画が単独で書かれているのが多い日本に比べ、中国の書画は、書画同源(「詩」と「絵画」は切り離すことができないものであり、「書」と「絵画」は根本的に同じとものである)という考え方が反映された品が多いのも特徴の一つです。
中国掛け軸の主な種類は以下のとおりです。
・中国水墨画
墨を主顔料として濃淡をつけて、絵に強弱を与える代表的な絵画のジャンルです。
「にじみ・ぼかし」が多用される日本の水墨画とは異なり、中国の水墨画は、輪郭がハッキリと描かれているものが多く、明瞭でダイナミックな印象です。
・中国山水画
山水画とは、山や木、岩石、鳥獣などの自然を題材にしたジャンルです。
中国の山水画は、理想郷のようなイメージが強く、空想上の風景や霊獣などが描かれることが多いのが特徴です。
・中国花鳥画
花や鳥、虫、草木、小動物などが描かれているのが、花鳥画というジャンルです。
四季の移り変わりなども描かれています。
中国では、主に文人同士の贈答用として用いられていたようで、言葉遊びなどが交えられているなど、ユニークな作品が多いのが特徴です。
・院体画
職業画家や宮廷画家によって描かれたもので、伝統を重視しているのが特徴です。
花鳥や山水などが、精密で写実的に描かれています。
・文人画
院体と相対するもので、文人が趣味で描いたものです。
技法にこだわらず作者の主観を描いているものが多く、作者の内面性が表現されています。
お手元にあるお品はどの種類ですか?
もし、ご自身で判別できないようでしたら、ぜひ、当店の無料査定をご利用ください。
買取の方法
骨董品の買取方法の主な種類は以下のとおりです。
どの買取方法も、事前に業者に連絡してから行うようにしましょう。店頭買取の場合でも、アポイントをとってから赴くほうがスムーズです。
・店頭買取
・出張買取
・宅配買取
それぞれにメリットがございますので、詳しく説明いたします。
店頭買取
昔からある、最もオーソドックスな買取方法と言えるでしょう。
自ら店舗に赴き、鑑定士がお品を査定します。
近年は、インターネットオークションや、ネットショップなども増え、実店舗を持たない業者も多くなってきています。
しかし、やはり店舗を構えて古美術商をしている店には信用があります。
ネット業者は、実在するのかも不確かで、対応してもらえない可能性も出てきます。
店舗を構えるということは、それなりに経費も掛かることです。商売として成り立っているということは、それだけ信頼の置ける店だという証明でもあります。
また、担当者から直接詳細な説明を受けることができるというのも、店頭買取の大きな利点のひとつです。
何か分からないことがあったら、すぐに質問することができるので安心です。
故人から受け継いだお品などは、想いのこもったものも多く、来歴などを参照しながら故人がどのような思いで、そのお品を手に取ったのか想いを馳せ、故人をしのぶことにもつながります。
出張買取
売りたいお品が大量にある場合は、出張買取がおすすめです。
蔵の整理をしていたら大量に骨董品が出てきた場合など、全てを店頭に持っていくのは骨が折れますし、乱暴に移動させることで、大切なお品が壊れてしまい、価値が下がってしまうということもあり得ます。
出張買取であれば、担当者がお伺いし、その場で査定させていただけるので、お品物が多い場合でも安心です。
注意点としては、出張買取を行っていなかったり、交通費がかかる業者があるということです。
点数が少ないと出張買取できない場合もあるため、事前に問い合わせをして確認するようにしましょう。
宅配買取
とにかく時間がない、手早く済ませたい、という方には宅配買取がおすすめです。
直接鑑定士と会って話すことはできませんが、それでもかまわない、とにかく処分したいという場合、最も手軽な方法と言えます。
大切なのは、いきなりお品を送りつけるようなことはしないことです。
必ず、電話やメールなどで問い合わせし、どのように送ればよいのか聞くようにしましょう。
梱包の方法が良くないと、お品を痛めてしまう恐れもあります。店の指示を仰ぐことをオススメします。
宅配買取は送料を店舗が負担する場合もあるので、問い合わせてみると良いでしょう。
買取業者の選び方
3つの買取方法があることがわかりましたが、つぎはどのような買取業者・店舗を選べばよいのか具体的にご紹介します。
買取業者の代表的な選び方は以下のとおりです。
・実店舗がある
・骨董に詳しい知人に紹介してもらう
・買取実績のある
詳しく見ていきましょう。
実店舗がある
今はインターネットの普及で、どんな人でも広告を出すことができ、実体のない店舗も存在します。
もちろん、真面目にやられている業者もありますが、メルカリやラクマ、ヤフオクなどに出品されている多くの骨董品のなかには本当に骨董品の価値を分かっているのかどうか怪しい業者が存在することも確かです。
前項でもお話ししましたが、実店舗があるということは、信頼の証のひとつでもあります。
特に都心などで長く店を続けていくには、経営状況が安定していることが条件となるでしょう。いい加減な目利きでできることではありません。
都心で長く店を続けれている業者を選ぶというのは、買取業者を選ぶ際の一つの指針となるでしょう。
心配な場合は、一度店舗まで足を運んでみるのも手です。
骨董に詳しい知人に紹介してもらう
インターネットで検索をかければ、買取業者は沢山出てきますが、はじめて骨董品を売ろうと考えている場合、どの業者にすれば良いのか分からないと思います。
もし、お知り合いに骨董関係に詳しい方がいらっしゃれば、その方に紹介してもらう方が、安心かもしれません。
その際、どのようなお品を売りたいと考えているのかも伝えるとよいでしょう。というのは、業者によって得意分野があるからです。
今回ご紹介している中国掛軸を売りたいと考えている場合でしたら、中国美術に詳しい業者のほうが、適正な価格で買取してくれます。
特に、中国美術は、贋物が多いジャンルでもあります。確かな鑑定眼を持った業者を見つけるためにも、信頼できる知人からの紹介が安心です。
買取実績がある
ホームページで広告をだしている店舗は多いかと思いますが、過去に実際に買取を行った商品に対して、買取金額や商品に対する詳細の説明をしている業者は信頼がおける可能性が高いです。
また、今はインターネット上に口コミが掲載されていることも多いので、参考にすると良いでしょう。
親切で、適正価格で買取をしてもらったといった口コミが多い店舗だと安心感が高いです。
ただし、ネット上の口コミは、ある程度操作することも可能なので、最後は自分の目で、信頼できる業者なのかどうかを見極めるようにしましょう。
見積もりをしてもらったからといって、納得できないのであれば売る必要はありません。
心配な場合は、相見積もりをとるという方法もあります。
中国掛軸の高価買取のポイント
どのような業者を選んで買取をしてもらえばよいのかは分かりましたが、どのような中国掛軸が高額買取の対象になるのでしょうか。
詳しく説明いたしますので、お手元の作品が該当するかどうか、チェックしてみてください。
①箱書き(識箱)がある
骨董品は、付属品が付いていると、価値が上がる傾向にありますが、中国掛軸では特に、箱書き(識箱・共箱)があると、価値が大きく変わってきます。
中国書画は、元来日本人にとって、憧れの美術品でした。
そのため、日本の教養人や文人などが愛玩していた書画・掛軸に箱書きをすることがありました。
中国書画は、元来日本人にとって、憧れの美術品でした。
そのため、日本の教養人や文人などが愛玩していた書画・掛軸に箱書きをすることがありました。
たとえば、同じ内容の掛け軸でも、伝来品や織箱(しきばこ)であれば、価値はぐんと上がります。
伝来品とは著名な財界人、文化人などが所持していたものを指します。
日本の文人である、内藤湖南、犬養毅などの箱書きがあると評価が上がる可能性があります。
また、作者本人の墨書き(サイン)が入った共箱は、有名作家の作品であることの証明となります。
箱書きの違いは以下のとおりです
・識箱:第三者による鑑定
・共箱:本人による鑑定
識箱や共箱がある場合、箱も大切になさってください。
②状態が良い
中国掛軸にかぎらず、どのような骨董品でも言えることですが、傷や汚れがなく、綺麗な状態のもののほうが価値は高くなる傾向にあります。
しかし、もし、お手元の中国掛軸が汚れていたとしても、ご自分で拭いたり修復したりするのはやめておいたほうが良いでしょう。
綺麗にしたほうが買取価格が上がるのでないかと考えるかもしれませんが、骨董品は繊細で、簡単に修復できるものではありません。
逆に手を加えてしまったことで、本来の価値を損なう可能性があります。
そのままの状態で査定に出すことをオススメします。
また、湿気などに気を付けて、日の当たらない、風通しの良い場所に保管することで、良い状態を保つことができます。
せっかく良いお品をお持ちでも、保存状態が悪ければ、意味がありません。良いお品をお持ちの方は、大切に保管してください。
③印刷ではない
中国掛軸は、大変人気が高いことから、著名な作家の作品を印刷したものが出回っています。
残念ながらそういったお品は、高額買取になることはほとんどありません。
印刷技術が発展したこともあり、一目見ただけでは、まるで直筆のように感じる作品もあるため、要注意です。
印刷ではなくとも、模写したものもあります。
模写したものではなく、オリジナルの作品かどうかを見極めるには、確かな経験値に裏打ちされた審美眼が必要です。
④近年のものではない
中国掛軸は1000年以上の長い歴史を誇る美術品で、歴史の古いお品は希少価値が高く、投資の対象になっているほどです。
中国書画をはじめとした、中国美術品は近年輸出を禁止していることから、中国本土で買って日本へ持ち込める美術品は、なかなか高額買取とはならないお品が多いです。
しかし、逆に、古い時代に中国で手に入れたお品、たとえば明治時代や大正時代以前に中国から伝来したお品であれば、高額買取の可能性が高くなります。
近年入手したものよりも、蔵の整理から出てきたものや、代々譲り受けているお品などは、共箱や識箱の有無などを確認してみてください。
思いがけず、価値の高いお品が眠っているかもしれません。
見ただけでは価値がわからない、高額買取してもらえるのか知りたい、という方は、ぜひ当店までご一報ください。
中国掛軸の買取は、銀座古美術すみのあとまで!
銀座古美術すみのあとは、1985年に創業し、中国美術・中国書画を中心とした骨董品の売買を行っており、仏像・現代絵画・工芸品など、幅広いジャンルの買取をさせていただいております。
中国の掛軸の買取も強化中です。
中国掛軸は、人気が高いジャンルであることもあり、贋物が多く出回っています。真贋を見極める審美眼がなければ、適正な価値を導き出すことが難しいジャンルです。
当店の業界実績は40年。
銀座に店舗を構え、長年、さまざまなお品を鑑定してまいりました。
蓄積された専門的な知識と確かな鑑定眼で、お客様の大切なお品物を査定させていただいています。
大切なお品物をお預かりする上で「すみのあとに相談して良かった!」と言っていただけるようなお取引を心がけていきます。
お品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいておりますので、安心してお任せください。
都心でながく店舗をかまえているということは、それだけ多くの方からの信頼を頂いているという証だと自負しております。
無料査定は1点から、承っております。
品物の点数が多い場合や、ご自身では整理できない状態にある場合は、現地に訪問させていただくことも可能です。
無料で全国どこへでも出張買取に伺いますので、まずはお気軽にご相談ください。
まずはお電話にて簡単なヒアリングをした後、訪問日時を調整させていただきます。
当日は専門スタッフが訪問し鑑定させていただきます。査定金額にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いいたします。
また、出張買取以外にも、店頭買取はもちろん、宅配買取も受け付けています。宅配される前に必ずお電話にて、宅配買取をご希望の旨をお伝えください。送料は着払いで大丈夫です。
お品物が到着しましたら、ひとつひとつ丁寧に査定させていただきます。
査定金額にご納得いただけましたら、ご指定いただいた口座に振り込みをさせていただきます。
ご自宅に古い中国掛軸が眠っているが、どの業者に買取をしてもらっていいのか分からない、という方は、安心と信頼の銀座古美術すみのあとまで、ご一報ください。
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すみのあと
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東京美術倶楽部(桃李会 集芳会 桃椀会 所属)
【住所】東京都中央区銀座1-5-7 アネックス2福神ビル6F
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【受付】9:00~20:00(水曜日・木曜日)
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この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
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