- 浮世絵・錦絵
【錦絵買取】浮世絵を高く売る方法とは?
古美術すみのあとでは、浮世絵・錦絵の買取を行っています。
ご自宅に眠っている浮世絵・錦絵の売却をしたいと考えている方は、ぜひ一度、古美術すみのあとへご相談ください。
浮世絵・錦絵は昔から人気が高く、古くは、モネやゴッホも浮世絵の影響を受けたといわれています。特に1867年のパリで開かれた万国博覧会で紹介されたことで、
西欧の芸術家へ大きな影響を与えました。
現在も、愛好家の多い浮世絵・錦絵の歴史や種類、買取のポイントなどを分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
浮世絵・錦絵とは
浮世絵とは、江戸時代に成立した絵画ジャンルです。
生活や流行、遊女や役者など、風俗を題材としたものが多く、庶民の間で広がりを見せました。
また、独特な構図と画法で描かれた浮世絵は、美術品として高く評価されており、ヨーロッパの画家達へも影響を及ぼしました。
浮世絵には大きく肉筆画と木版画、ふたつの技法があります。
錦絵は、浮世絵の中でも、多色で刷られた木版画のことを指します。江戸時代の中頃に、技法が確立され、鮮やかな色彩は大きな人気を集めました。
木版画であることから、量産が可能になったことで、飛躍的に発展したといわれています。
錦絵はそれぞれの役割のプロが分業で共同制作し、仕上げていきます。
まず出版社や書店に当たる「版元」が、題材を選んで企画し、「絵師」は版元の意向に沿って下絵を描きます。
次に「彫師」が下絵に沿って版木を作り、最後に「摺師」が色合いの濃淡や面積などを考えながら刷る順番を決め、版木に色を乗せて摺り上げていきます。
浮世絵の種類
浮世絵には多くの種類があります。代表的なものをご紹介いたします。
役者絵(やくしゃえ)
歌舞伎役者を描いた浮世絵です。
歌舞伎は、江戸時代に大成し絶大な人気がありました。
その歌舞伎に出演する人気役者を、人気浮世絵師が描くという相乗効果で、「役者絵」は大変な人気となりました。
鳥居清信、勝川春章、東洲斎写楽などが有名な作家です。
美人画(びじんが)
美しい女性を描いた作品のことを指します。
絵師の理想の女性を描いたものや、実際に存在する遊女が名前とともに描かれているものなどがあります。
名所絵(めいしょえ)
日本各地の名所や風光明媚な景色を描いた風景画の浮世絵です。
葛飾北斎(かつしかほくさい)の「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」など有名な作品が多くあります。
明治時代に描かれた、機関車などを題材にした「開化絵」も名所絵のひとつです。
死絵(しにえ)
歌舞伎役者などの著名人がなくなった際に、描かれていた浮世絵です。
主に役者、戯作者などがなくなった際に日本各地にいるファンに対し情報を伝える手段として描かれていました。
死絵には、亡くなった人の絵姿に、没年月日・戒名・菩提寺・辞世(じせい)の句などの情報が添えられています。
張交絵(はりまぜえ)
江戸時代から明治時代に描かれた様式です。一枚の版画に、漫画のコマのように、いろいろな形や種類の絵を配置しているのが特徴です。
同じ作者が描くこともあれば、複数の作者の絵が混在している場合もあります。
武者絵(むしゃえ)
武者絵とは、有名な合戦や名高い武将や英雄などを描いた浮世絵です。
大昔から描かれたテーマですが、はじめて浮世絵で描かれたのは、江戸時代前期。1672年菱川師宣(ひしかわもろのぶ)が描いた
「武家百人一首」からだと言われています。
江戸時代後期には歌川国芳の描いた武者絵が注目を集めました。当時、「水滸伝」(すいこでん)という小説が流行しており、
それに乗じて描いた「水滸伝豪傑百八人之一個」の錦絵シリーズを描いたところ、大当たりしました。
源氏絵(げんじえ)
紫式部作の物語、「源氏物語」を題材にした浮世絵です。
絵巻や画帖で詞と絵画を組み合わせ、物語を描いたものから、屏風に一場面を大きく描いたものまで種々の形式があります。
なかでも、風流略源氏(ふうりゅうやつしげんじ)などと呼ばれる、江戸時代の風俗に則って描かれた浮世絵は大流行しました。
江戸時代と「源氏物語」の世界が融合しているのが見どころです。
鯰絵(なまずえ)
大地震は鯰(なまず)が起こしているという民間信仰から描かれた浮世絵。
1855年(安政2年)10月2日に起きた安政の大地震の後に、江戸を中心に数多くの作品が描かれました。
横浜絵(よこはまえ)
幕末から明治初年にかけて、横浜を画題として描かれたおよそ八百数十点の錦絵の総称です。当時の横浜を題材に、主に横浜港、商館風建物、異国人の風俗などが描かれています。
安政5年に横浜が開港され、急速に欧米文化を受け入れることとになり、江戸の人たちに向けての情報伝達として人気がありました。
「横浜浮世絵」「ハマ絵」「横浜錦絵」などとも呼ばれます。
新聞錦絵(しんぶんにしきえ)
明治初期の数年間に発行された新聞記事に描かれたものです。
芸術作品というより、報道として使用されており、ほとんどが明治7年(1874年)から明治14年(1881年)の短期間に発行され、姿を消しました。
浮世絵・錦絵の高額買取のポイント
浮世絵・錦絵の高額買取のポイントは以下の通りです。
・保存状態が良いもの(日焼け・シミ・擦れが少ないもの)
・箱などの付属品がそろっているもの
・来歴がわかるもの
・作家がわかるもの
・鑑定書があるもの
また、浮世絵・錦絵を含む骨董品全般には需要やブームがあるため、時期によって取引価格が変動します。
高く売れる時期と逆にあまり高く売却できない時期があるのです。
古美術すみのあとでは、査定時に上記の内容を丁寧にご説明し、お客様にご納得いただける見積もりをお出しいたします。
ご家庭に眠っている浮世絵・錦絵の価値を知りたいと考えている方はお気軽にご相談ください。
修復は必要ありません
浮世絵・錦絵は長い年月が経過しているため、汚れやほこりが付着していることがよくあります。
つい、きれいにふき取りたくなるかもしれませんが、作品を傷つけてしまう可能性があるので、ご自身で修復をしようとはしないでください。
手を加えることで、価値が下がってしまう恐れもあります。
浮世絵・錦絵の価値を知りたいという方は、作品に手を加えることなく、そのまま、古美術すみのあとへご相談くだされば、適正な査定をさせていただきます。
浮世絵・錦絵の買取のご相談は古美術すみのあとへ
浮世絵・錦絵の歴史や種類、そして買取のポイントについて解説いたしました。
ご自宅に眠っている浮世絵・錦絵のコレクションはございませんか?その価値を知りたい、売却したい、とお考えの方は、ぜひ、古美術すみのあとへご相談ください。
古美術すみのあとは、1985年に創業し、骨董品の売買を行っております。
皆様の大切なお品物をお預かりする際、「すみのあとに相談して良かった!」と言って頂けるような取引を心がけており、細心の注意を払うとともに、丁寧で適正な査定を行っております。
また、査定金額の理由につきましても、ご納得いただけるよう、丁寧にご説明しております。
浮世絵だけではなく、遺品・生前整理などで、手放したいコレクションがあるときは、ぜひ、当店へご相談ください。
お電話のご相談のほか、簡易査定として、品物のお写真をLINEやメールを通して今すぐにでも査定に出すことができます。
また、当店では、全国出張買取も行っております。
査定内容にご納得いただけましたら、その場で現金をお支払いさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
東京美術倶楽部 桃李会
集芳会 桃椀会 所属
丹下 健(Tange Ken)
創業40年の経験と知識、そして独自のネットワークなどを活かして、
お客様の大切なお品物を確かな鑑定眼で査定させていただきます。
作品の背景や、現在の価値なども含めて、丁寧にご説明し、
ご納得いただけるような買取金額を提示させていただいております。